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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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三百七話 梨子とカフェダムール



「それで、なに飲むんだ?」


気を取り直して俺は梨子ちゃんに聞いた。


「あたしブレンド」


「わたしは紅茶」


「じゃあ、あたしにもブレンドっていうのちょうだい」


みかんがブレンド、夕さんが紅茶を頼むと梨子ちゃんはブレンドにした。


夕さんは最初来た時こそコーヒーを飲んだが最近は清さんと同じ紅茶をよく嗜んでいる。


紅茶とブレンドが三人の前に出揃う。


「これがブレンド、苦そう」


梨子ちゃんが見るからに嫌そうな顔をした。


「いや、コーヒーてそういうものだから」


みかんが突っ込む。


「ええい、やっちゃえ!」


梨子ちゃんはミルクを入れた後ふんだんに砂糖を入れていく。


まあコーヒー苦手な人からしたらそうするだろう。


「あ、普通に飲める」


それはそうだろう。ミルクとコーヒーを入れて苦いと言ったらもうコーヒーではない、魔剤だ。


「うーん、これ美味しいけどコーヒーが目玉メニューて地味ね、なにか他にないの」


そして飲みながら言った。


本人は普通に言ってるが聞く側からしたら喧嘩を売られてるように聞こえるな。


「オムライスやスパゲティなら置いてるが」


りんごが言う。


「そうじゃなくてもっとおしゃれなやつが欲しいんだよねー」


く、また挑発的な言葉が飛んできた。

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