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二百九十六話 オープンキャンパスにて見つけたお店
みかんの持っている学校の案内図をみんなで覗く。イタリアンやフレンチ、和食など様々な種類があった。
その中で俺たちは以外なものを見つけた。
『メイド喫茶スター!?』
その驚きゆえに声を揃えた。
「なんであたし家の店がこんなところにあるのよ!」
そしてアリエが代表して叫んだ。
「とりあえず行ってみようぜ」
「ああ」
「そうだね、アリエちゃんがやってるとこと同じか気になるし」
俺の言葉にりんごとみかんが同意する。
「ちょっと待ってみんな!迂闊よ、こんなところにメイド喫茶とかおかしいわよ!」
アリエが困惑して叫ぶ。
「む、確かに……」
りんごがアリエに同意する。
「確かにおかしい。でも、だからこそそそると思わないか?」
そう言う俺の顔はニヤついていただろう。
「うんうん!とても面白そうだよ!」
みかんが俺に頷く。




