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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十八章 二年目の冬編
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二百八十六話 二年目のバレンタイン



「我が女神、そろそろバレンタインですね」


バレンタインの近い日、カフェダムールでマイクがアリアさんに言った。


「それが?どうかしたの?」


アリアさんは意に返さない。


「えっと、僕にチョコを恵んで欲しいなと………」


マイクがたどどしく言う。切り出しの余裕はどこへ行ったのだろう。


「まあ、それくらいなら………」


アリアさんはあっさり承諾する。


「え、ほんとに?くれるんですか?」


マイクが動揺する。


自分でくれと言っておいて変なやつだ。


「別に減るものじゃないしいいわよ」


そう聞くとマイクはガッツポーズを取ってニヤついた。



★★★★★★★



別の日、新井がすももさんに聞いた。


「あのすももさん、俺にバレンタインのチョコ貰えたりしませんかねぇ」


こいつの顔はあの時のマイクより気持ち悪かった。


ゴン!シンクに皿が落ちる音がした。すももさんが皿洗い中に動揺して落としたか。


「あ、うん。バレンタイン?か、考えとくよ。うん」


答える彼女はやはり動揺していた。


これはこれで面白いな。

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