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二百七十九話 清と夕とメイド喫茶スターと③
「とにかく、みんなでアリエちゃんちのお店にレッツゴー!」
『おー!』
俺たちはすももさんの号令に合わせて声を上げる。
「あたしは行かないからな」
りんごはみんなと異なることを言った。
「じゃあわたし先行くねー」
「あ、わたしも行きます!」
「あの、二人とも待ってくださいよ!」
俺の制止も聞かずすももさんとシャロンは行ってしまった。
★★★★★★★★★
『いらっしゃいませー!』
『えー!?』
メイド喫茶スターに来た俺たちは声を上げた。なんと俺たちを出迎えたのはこの店の制服になったすももさんとシャロンだったんだ。
「なんで?なんで二人がそんな格好してるんですか?!」
「きゃー!すももちゃんいい、いいわ!ものすごくいいわ!」
「可愛い制服です」
驚きの声を上げる俺とは対照的に清さんと夕さんは歓喜と関心の声を上げる。




