表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十八章 二年目の冬編
273/594

二百七十二話 夕(ゆうべ)とカフェダムール④



「え、なんで?」


アリエが疑問を口にする。


それもそうだ、別に和風喫茶店の娘だからと言って洋風の喫茶店に行ってはいけないという決まりはない。


「なんか商売敵に塩送ってるみたいで…………」


「ははっ、そう言うかよ。そんなこと言ったらしょっちゅうあんたの店行ってる俺たちの身にもなれよ。バレたら絹江さんにマジギレされ…………」


俺は言いかけて視線を感じた。


絹江さんだ、絹江さんがすごい形相でこっちを見ている。やはり怒っているのか。


「マジギレ、されるけど気にするな」


「ええ…………」


そう言う俺の笑いは乾いていただろう。


「ふふ、ご飯屋さんの人は大変ね。すもも、いつものちょうだい」


「あ、うん。分かった」


俺の乾きなど気にせず清さんが涼やかに笑って注文する。注文を取ったすももさんも心なしか疲れていた。


「いつものて昨日も飲んだ紅茶ですか?」


それを聞いて夕さんが清さんに聞いた。


「ええ、わたしはコーヒーよりお茶が好きなの」


「え、なんで?」


アリエが疑問を口にする。


それもそうだ、別に和風喫茶店の娘だからと言って洋風の喫茶店に行ってはいけないという決まりはない。


「なんか商売敵に塩送ってるみたいで…………」


「ははっ、そう言うかよ。そんなこと言ったらしょっちゅうあんたの店行ってる俺たちの身にもなれよ。バレたら絹江さんにマジギレされ…………」


俺は言いかけて視線を感じた。


絹江さんだ、絹江さんがすごい形相でこっちを見ている。やはり怒っているのか。


「マジギレ、されるけど気にするな」


「ええ…………」


そう言う俺の笑いは乾いていただろう。


「ふふ、ご飯屋さんの人は大変ね。すもも、いつものちょうだい」


「あ、うん。分かった」


俺の乾きなど気にせず清さんが涼やかに笑って注文する。注文を取ったすももさんも心なしか疲れていた。


「いつものて昨日も飲んだ紅茶ですか?」


それを聞いて夕さんが清さんに聞いた。


「ええ、わたしはコーヒーよりお茶が好きなの」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ