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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十八章 二年目の冬編
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二百七十一話 夕(ゆうべ)とカフェダムール③



夕さんが注文したブレンドを受け取る。


「にがっ」


口に入れると思わず言った。


「砂糖入れないからよ、なにやってんのよ」


アリエが言う。


「苦いコーヒーというものいいと思って。でも、飲めたものじゃないね」


夕さんが笑って砂糖を入れる。


こいつ、出来るな。ブラックを苦いとは思いつつも一口は挑もうとするなんて、中々出来ることじゃない。


「あら夕ちゃん、こんなところにいたのね」


清さんが来店した。


「あ、清ちゃん。夕ちゃんと一緒だったの?」


すももさんが出迎える。


「ううん、夕ちゃんのお店に行こうとしたんだけど慌てた様子で夕ちゃんが走ってたから気になっちゃって。でも、ここに来るなら言えば良かったのに」


清さんがいきさつを説明する。来た時息が切れていたのはそういうことだったのか。


「甘処の娘が喫茶店に行くなんて恥ずかしくて………」


夕さんが恥ずかしそうに言う。

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