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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十八章 二年目の冬編
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二百六十八話



クリスマスの翌日、庵々にいる夕は落ち着かなかった。


前日同様時計を見てはそわそわしている。


「どうしたんだい夕、時計ばかり見て。クリスマスはもう終わったよ」


それを見て夕の祖母が言う。


「そ、そうだね。クリスマスは終わったんだった」


そう言っても夕の心は落ち着かなかった。


待っていても仕方ない、夕は意を決した。


「おばあちゃん、わたしちょっと用事思い出したから行ってくるね」


「え、そんなのあったのかい?」


祖母は夕の言葉に戸惑う。


だが夕は構わず荷物を持って出て行ってしまう。


「あ、清さん」


その道で夕は庵々に向かう清に会った。


「どうしたの夕ちゃん、そんなに慌てて」


夕の様子に清は戸惑う。


「えっと、ちょっとお買い物に………では!」


夕はまともに会話もせず清と別れてしまう。


残された清はいったいなんなのかしらと首を傾げた。

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