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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十七章 二年目の秋編
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二百四十五話 アリエとシャロン



秋も深まり始めた頃、アリエはシャロンに言う。


「下僕、あたしの肩を揉みなさい」


アリエはなぜかシャロンを下僕として扱っている。


小動物のようだから下僕として扱いやすいからだろう。


「はい、ただいま」


シャロンもうやうやしくアリエの肩を揉む。


出会って二年目にして完全に下僕として馴染んでしまっている。この光景も何度も見てきたしな。


もう完全に下僕でいいんじゃないかな。


だが珍しくシャロンは難しい顔だ。


「どうした?悩みでもあるのか」


俺はシャロンに声をかける。


「はい。下僕と主、というのに少し悩んでまして………」


「なによ、なにか不満でもあるの?」


アリエが不機嫌になる。


「不満というか要望というか………」


シャロンは歯切れが悪かった。


「はっきりしないわね」


アリエはますます不機嫌になる。

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