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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十六章 二年目の夏編
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二百四十四話 すももとりんごは両親の墓前にて夢を誓う④




「決めたよ。わたし達、お父さんとお母さんのお店継ぐ!」


「あたし達は、父さんと母さんの夢を継いでみせる!」


すももさんとりんごが帰るなり衝撃の一言を放った。


『えーーーーーーー!?』


俺たちは声を揃えて驚きの言葉を放った。


「今までそんなこと言ってなかったじゃないですか!?」


「そうよ!両親がいなくなってそれどころじゃないって絹江さんが言ってたのに!」


俺とアリエで困惑の言葉を出す。


「あはは、そうなんだけどね…………」


すももさんがから笑いする。


「言ってなかっただけでその予定は変わってない。昔みたいに馬鹿みたいに言いふらしたくないだけだ」


りんごが腕を組んで偉そうに言う。


「ていうかおばあちゃん、みんなにわたし達の夢のこと話しちゃったの?」


すももさんが抗議するように絹江さんに言う。


「あんた達の両親が死んだって話と一緒にね」


「だめじゃないそんなことしちゃぁ、サプライズの意味がないじゃん」


サプライズだったのかー、気づかなかったなぁ。まあ、一世一代のカミングアウトに見えなくもないが………サプライズというには派手さがないな。


「まあ、頑張ってください」


俺は若干呆れてながらも二人を激励する。


「せいぜい上手くやりなさい」


「なんであんたは上から目線なのよ」


みかんがアリエに突っ込む。


「わたし達、応援してます」


シャロンも言う。


「うん、頑張る」


「お前達の期待、応えてやる!」


すももさんとりんごが応えた。

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