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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十六章 二年目の夏編
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二百四十二話 すももとりんごは両親の墓前にて夢を誓う②





「そういえば、あいつらがいないわね」


みかんが店に来て言った。すももさんとりんごのことだろう。


「あの二人なら墓参りだってさ」


俺は二人の用事を伝えた。


「あの二人って、両親がいなかったわね。確か………事故?」


アリエが二人の両親の死因を思い出す。


「ええ、息子たちも料理屋やってたんだけどその買い出しに行く途中で交通事故に遭っちゃったのよねぇ」


絹江さんが詳しく説明してくれた。


「ひどいわね………」


「悲しいです」


アリエとシャロンが同情する。俺もいい気分はしなかった。


「あの子達、小さい頃からここに来るとパパとママの店を継ぐんだっていつも言ってたわ」


絹江さんが昔話を始めた。


「そんなことが。二人とも全然仰ってくれませんでした」


シャロンが関心する。


「そうだよ、俺も聞いてないぞ」


俺は少し怒った調子で言った。するとみかんが同意するように頷く。

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