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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十六章 二年目の夏編
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二百四十一話 すももとりんごは両親の墓前にて夢を誓う




次の日、すももとりんごは両親の墓参りに来た。花を添え、線香を立てる。


「父さん、母さん、遅れてごめん。やっと二人の墓参り出来たよ」


桶から水を掬うとおもむろに墓石にかけていく。


そして神妙な気持ちで手を合わせる。


「あたし達、二人の店継いでもいいかな」


「二人はいつも冗談だって笑ってたけどあれ本気なんだ、だから………」


二人で墓前にて両親に懇願する。


「二人のお店、継がせて!」

「二人のお店、継がせてくれ!」


そして揃って叫んだ。


「これで許してくれたかな?」


りんごが聞く。


「さあね、本人じゃないから分かんないよ」


「おい、それはないだろう」


「冗談だよ、多分許してくれたんじゃない。だから頑張ろっ」


すももはりんごを励ます。


「ああ」


「そのためにも修行しないとね。おばあちゃんのお店じゃなくて外のお店で」


「ああ」


二人は夢のために新たな決意をしたのだった。

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