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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十六章 二年目の夏編
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二百四十話



アリエの別荘から帰ってから何日かした日、すももさんが言った。


「あ、わたしとりんご明日店いないから」


「二人だけ?明日ってバイト休みでしたっけ」


そんな記憶はなかったはず、急に予定でも出来たのだろうか。


「別に前から予定してたんじゃないの。ほら、この間アリエちゃんの別荘行くついでに葉月くん達もお墓参り行ったじゃない?だから、わたし達は両親のお墓参りに行くの」


説明されてもわからない、だってなぜなら………。


「あれ、去年は行ってませんよね」


シャロンが俺より先に言う。そうだ、去年行ってないのに今年急に行くなんておかしい。


「去年はまだ父さんと母さんが死んだばかりだから気が乗らなかったんだよ」


りんごが言い訳のように言う。


「二人ともショックが大きかったからねぇ、仕方ないよ」


絹江さんも支援する。


「でも今年は行くんだ、えらいえらい」


みかんが上から目線で言う。


「なんかムカつく言い方だな」


りんごが眉を潜める。


「わたしが言い出した時ごねたくせによく言うよー」


すももさんもからかう。


「え、お前大丈夫かよ」


俺は驚いた。


「うるさい、結局行くことになったんだからいいだろ!」


りんごは怒って言った。


「へいへい」

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