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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十六章 二年目の夏編
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二百三十三話 アリエの別荘⑮(バーベキュー)



そろそろ焼きあがったと見たところで皿に肉と野菜を盛る。


肉も野菜もいたって普通だ、というかバーベキューなど実家で食べ飽きた!


「あんま楽しくなさそうね」


アリエが俺を見て言う。


「まあな」


俺は力なく答える。


「せっかくあたしが用意してあげたのにどういうつもりよ」


アリエは怒って言う。


「わりぃ」


俺は謝ることしか出来ない。


「ごめんねぇ、あたし達家でいつもバーベキューやってるから飽きちゃったのよ」


みかんが言う。


「そういう問題?それに、家でやるのとここであたし達とやるのじゃ違うでしょ」


アリエが串に刺した具材を向けながら言う。


「そうだぜ。この連中でバーベキューなんて滅多にやれないぜ。だからな、楽しもうぜ」


新井が俺の背中を叩く。


「ふっ、それもそうだな」


笑みが零れた俺は周りを見る。みかんは昔からだが新井にアリエ、アリアさん、清さんや夕さん、マイクにシャロン、こんなにたくさんの仲間とバーベキューをするなんて今までなかった。昔の俺じゃ考えられなかったかもな。


こういうバーベキューも悪くない。

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