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二百二十五話 アリエの別荘⑤(ベッドでいちゃいちゃ)
「あーあ、なんでお姉ちゃんはあんな融通が効かないのよ」
アリエが俺の使うベッドに寝転んで言う。
「しょうがないだろ、お前の家にも事情あんだから」
俺も諦めて言う。
「ま、高校生になったら出来るんじゃない?」
みかんが言う。
「そんなの待てないわよ。ねえ、は、づ、き」
アリエが色っぽく言う。
なんだ、この感覚は。全身がこう、ムラムラして、なにか熱いものが込み上げるような………。
「ああ」
「葉月?」
アリエが俺の変化に驚く。
「俺も、待てるかぁっ!」
「ちょっと」
俺は思わずアリエに抱きついて転がった。
「じゃまじゃま、二人ともなにやってんの」
みかんが眉を潜める。




