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二百十八話 アリエの別荘に行こう③
「夕ちゃん聞いて!わたし、アリエちゃんの別荘に行くことになったのよ!」
清はアリエの別荘に行く話が上がったその足で庵々に現れた。
「知ってます、アリエさんから電話が来ました。なんと、わたしも行けることになったんです」
夕が微笑むと清も感激して目と口を開く。
「夕ちゃんも一緒に?嬉しいわ」
「はい、わたしもです」
夕と清は手を取り合い喜びを分かち合う。
「それに夕ちゃんとお泊まりなんて初めてね」
「そう、ですね………」
清の言葉に夕は顔を赤らめてはにかむ。
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新井もまた自室でアリエの別荘行きを喜んでいた。
「しっかしすげえな、金持ちの友達の別荘に行くとか。これって、漫画とかアニメであるシチュエーションじゃね?リア充どころかスーパーリア充だろ、ふふふ、最高じゃねえか」




