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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十六章 二年目の夏編
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百九十五話 そして清はカフェダムールから距離を置く




俺は店に戻ったすももさんから報告を受けた。


「そういうことですか、てっきり清さんは本当にアブノーマルな人かと思いましたよ」


「あんな言い方するんだもの、勘違いもするわ」


アリエが言う。


「おい」


「あ」


今度は俺がアリエをたしなめた。


「あんな言い方て?」


案の定すももに感づかれた。


「ああ、たまたま二人だけの時あいつに会ったのよ。その時にその夕て女のことも言ってたのよ」


「ふーん。じゃあ清ちゃんが夕ちゃんの店に行ってることも知ってたんだ」


「先に教えとけば良かったかしら」


「いや、あの女がその店に入るの見えたから結果オーライだよ」


りんごが言う。


「それで、彼女はこの店に来るのかい?」


マイクが言う。


「たまに来るって言ってた」


「たまにか、それはレア度が増していいねぇ」


マイクが髪をかきあげながらニヤつく。


「お前さん、あの人を狙うのかよ」


新井が言う。


「美人はレア度が高い人ほどいい、それだけさ」


「お姉さんが減らなくて良かったですね」


シャロンがアリエに言う。


「どういう意味よ」


「アリエさん、なんだかんだで清さんに可愛がられてましたから。来なくなったら寂しいんじゃないかと思って」


「別に寂しくはなんかないし、あとお姉さんでもないわよ」


アリエが強めに否定した。


これで店の常連が一人減ってしまったか。もう来ないことはないが頻度が下がるのは残念だ。

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