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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十五章 春編
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百八十八話 夕の気持ち、清の気持ち②



「ねえあんた、あんたはすもものことどうおもってるのよ」


アリエが清さんに言う。


「ええっ、そんなこと聞くの?それはもう、わたしの理想で、わたしの大事な親友で、愛すべき………ひ、と」


清さんがうっとりして言う。それはもう女神への告白にさえ見えた。


「で、あの夕とかいう女は?」


「夕ちゃん?夕ちゃんは………あ、うん、幼馴染?」


今度は首を傾げながら言ってきた。さっきと大分態度が違うじゃないか。


「なんで疑問形なのよ?」


「幼馴染なのに扱い軽くね?」


「それは………えっと………」


すると清さんは目を逸らして走り出した。


「あっ、ちょっと!」


「逃がすか!」


俺達は清さんを追いかける。


「葉月!」


「おお!」


俺は手を重ね中腰になる。その手にアリエの足が飛び俺は足を踏ん張って上へ飛ばす。


「ふん!」


「とうっ!」


アリエが勢いよく飛び清さんの前に回る。


「ひゃっ」


驚いた清さんは短く息を漏らして尻もちをついてしまう。

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