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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十五章 春編
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百七十九話 葉月は再び甘処に寄る



「いらっしゃい。あ、また来てくれたんですね」


(ゆうべ)さんが出迎える。


俺はアリエと共に甘処庵々に来た。


「お邪魔します」


「来てやったわ」


俺とアリエが挨拶を返す。


「またこの店の味が食べたくなってね」


俺は席につきながら言った。


「とりあえず玉露」


「おい」


いきなりまた玉露を頼むアリエに驚いた。


「なによ、お金ならあるって言ったじゃない」


俺の驚きなどアリエは意に返さなかった。


「そ、そうだな………」


一度二度ならずも三度も玉露を頼むとは、金持ちの感覚はやはりわからん。


お通しの薄いお茶を飲みながら玉露を待つ。やはりあまりいい味はしない。

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