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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十五章 春編
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百七十話 たまには喫茶店以外の店も⑧



メニューを開くと甘処だけあってあんみつやぜんざいなどの名前があった。どこぞの漫画にあるような中二臭い名前ではない。


「わらび餅があるわね」


アリエが言う。


「それにするのか?」


「ええ、名前は聞いたことあるけど実際に食べたことないもの」


「なにいっ!?」


「えっ、アリエちゃんわらび餅食べたことないの?」


俺と清さんは驚きの声を上げた。


「だっておばあ様が粉で口が汚れるってうるさいもの」


「あー」


アリエに理由を話され俺は思わず納得してしまう。


「アリエさん、ですか?アリエさんのおばあさんて厳しい方なんですか?」


看板娘が言った。


「こいつお嬢様だからな、色々制限されてるんだよ」


俺は彼女に教えた。


「それは残念、わらび餅を食べないなんてもったいないわ」


清さんが言う。


「悪かったわね、もったいなくて」


アリエが悪態を返す。清さんの魅力も同じ女のアリエには効かない。

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