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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十五章 春編
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百六十九話 たまには喫茶店以外の店も⑦



「そういえば清さんはいつからこの店に通ってるんです?」


俺は清さんに聞いた。


「小さい頃からよ、家の人に連れられてね」


それを聞いてアリエが反応した。


「もしかして、あたしのおばあさまと葉月のとこの店長みたい?」


「うーん、もっと前からって聞いたわね」


「もっと前?前っておばあさんより前の世代ってことですか?」


「江戸時代からっておばあちゃんはいつも言ってたよね」


看板娘が祖母の店主に確認する。


「よく覚えてるねえ。そうだよ、あたしの店は江戸時代も昔から大鳳家に世話になってるんだよ」


店主が肯定した。マジか、そんな前から………すげえな。その割にお通しはしょぼかったがな。

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