表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十五章 春編
153/594

百五十二話 山登り開始




買い物を済ませ店を出る。


「さてと、行くか」


目の前には山がそびえ立っていた。


「本気で行くの?」


アリエが不安げに俺を見る。


「大丈夫だよ。富士山じゃあるまいし、低い山だからすぐ頂上までいけるって」


「そう?ならいいけど………」


「しっかしなんでこんなところに行くのよ」


アリアさんが聞いてくる。


「気分ですよ、気分。春はこういのが似合うんです」


「急に詩人みたいなこと言い出したわね」





俺たちは山を登り始めたがアリエが先に行っていた。俺とアリアさんはゆっくり歩いているが彼女はピョンピョンと飛び跳ねるように登っていく。


「おいアリエ、待てよ」


俺はアリエを呼び止めた。


「なによ、もうバテたの?情けないわねぇ」


アリエが俺を馬鹿にしてくる。


「バテてねえよ、お前が速いだけだっつうの」


俺は言い返した。


「じゃあノロマなの?どっちにしろ情けないことには変わりないわね」


再び馬鹿にしてきた。


「言われてますよお姉さん」


俺はアリアさんに言った。


「あんたもよ葉月」


「へいへい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ