5.あやまち。
どうして・・・。
ヒロがわからない。なにを考えてるの?
そして行き着く答えは・・都合のいい女。
わかっているのに諦められない・・・・・
そんな自分が悔しくてしょうがない。
そしてダァに助けてもらう。その繰り返し。
わたしは考えた。これじゃあ意味ないし、
それに何よりダァを巻き込みすぎてる。
だから決めた。もう好きとかそういう感情はやめよう。
でもダァにはこのことは言わない。
反対されるに決まってるから。そしてまた心配かけてしまうから。
自然にヒロの話題をなくしていけばダァも安心
するだろうと思ったから。
それからは寂しさを紛らわすように遊んだ。
友達の紹介でも地元の知り合いでなんでも相手をしてくれる人と。
そんなとき特に一緒にいたのがマサル。
女友達といることもあったが、やっぱり女の子同士というのは
恋バナに盛り上がるもので、それがちょっと辛い部分があって。
その反面、マサルは彼女ほしいわけでもなくただ遊び相手がほしい
という点で意気投合したから一緒に居る機会が多かったんだろう。
それでもヒロは忘れさせてくれない・・・。
気持ちが落ち着いた時に連絡してきて心を掻き乱す。
そのたびに傷つくのが怖くなって、人を信じなくなる・・。
そして投げやりになる・・・・
ある日、あたしはマサルと関係をもった。
それからお互いに若干の感情を持つようになってしまった。
そしていつものように二人きりになった時、
「お前のこと好き。でも付き合えないのが残念・・」
といわれた・・・。
マサルの友達によると、いろいろあって彼女作らない
と決めてるらしい。
色々ねぇ・・・。
ヒロのことが頭をよぎった。