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Vita -ウィータ-  作者: 盈月ゆずき
7/11

Vita -ウィータ- Luna

斎藤一哉は重たい身体を動かしながら廊下を歩いていた。

日付が変わる頃、仮眠しようとしたら友人の姉が血まみれの少女を抱えて来たのであった。

病室に行ってみると奥の部屋で機械音と溜め息が聞こえた。溜め息の正体は涼子だった。

血まみれだったスーツは部下の山田に頼んだのか、新しいスーツに変わっていた。


「涼子、その少女は何なんだ?・・・まさか、また事件の関係者か?」


「涼子さんだボケ!年上にさんつけろ!・・・昨日起こった事件の・・・被害者の職場で見つけた・・・おい、隈なんとかしろ」


それは半分貴方のせいですよとは口には出さず、涼子の横にあったパイプ椅子へ腰を掛けた。


「山田さんは?」


「・・・山田は本署に報告するため、いったん戻った。」


「目覚めたらその子どうするんだ?一応、保護状態だろ?」


「・・・私の所に置こうかなって思ってる」


「・・・・そうか」


しばらくはお互い無言になった。耳に残るのは、機械音と、少女が息をする音だけだった。


ガラッ!


静かだったのが戸が開く音で視線が向く。ノックもなしに入ってきたのは赤池央子だった。


「先生?やっぱり此処にいたんですね。高橋先生が捜してましたよ?あと・・・黒杦さんについて・・・ちょっと・・・」


「・・・あぁ、すみません。俺はこれで失礼します。目が覚めたらナースコールしてくださいね」


赤池の腕を取り病室から出て少し離れた所に行ってから手の力を緩めた


「で、話ってなに?」


「黒杦さんのことなんですけど・・・やっぱおかしいですよ!検査しても異常ないし怪我もないんですよ!喘息でもないしなんですか?それに・・・私、見ちゃったんです・・・こないだ、階段から転んじゃったみたいで・・・それで怪我しちゃっって怪我をみようとしたらなかったんです・・・もしかして」


ガッ!


央子はその次の言葉が言えなかった。一哉が央子を押し出し首を掴んだ

そこで央子は息を呑んだ。央子の瞳にはまるであの青年のように獣のような赤い瞳をした一哉の姿だった。しかも左だけ。央子が瞼気すると赤い瞳ではなくいつもの一哉だった


「あ・・・ごめん。ちょっと疲れてるみたいだ。赤池さんはゆっくり休んでね。お疲れ様」


一哉はフラフラしながら仮眠室へと足へ向けた

それを見た央子は唇を噛み締めると更衣室へと向い考え事しながら帰りの支度をした。

ナース服から私服に着替えると普段は駅に向かうが、朝に近い時間は電車がないためタクシーで帰ようと夜道を早歩きで進む。

自分以外の足音が後ろから聞こえた。あきらかにおかしい音に央子が止まると相手も止まる。

それにゾッとし、怖くなった央子は無我夢中で走った。靴がヒールのため、思った通りには走れなかった


「(な、なんで、なんで!なんで!?)」


いつもの帰る風景とは違った。さっきから大通りに走っているが、誰も央子を見ようはしなかった。ヒールで走ったため、タイツは破れておりヒールもボロボロで裸足だった。

なのに誰も見ない。警察も、人も、通る犬も、街灯にいるカラスも。


まるで・・・


ソコニイナイヨウニ


思わず、その場でしゃがみ叫ぶ


「なんで!?だれ、誰か!助けて!い、いや!私が何したのよ!い、いやぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


誰も央子の声は届かなかった・・・いや、ある者達だけいた。

央子の正面に黒ずくめで髭を生やした30ぐらいの男が立つ。横には、水色髪をツインテールをしロリータの衣装を纏った少女がいた


「・・・赤池央子だな?」


「・・・だ、だ・・・れ?・・・」


央子はまるで子が親を見つからない迷子・・・いや、央子の瞳が濁ってる感じだった。


「・・・解放しに来た」


男の声・・・言葉に安心したのか央子は意識を離した。

央子の身体は地面に付くこともなく男の腕の中へ入った。


「ありゃりゃ~眠っちゃったね~どうするの?ソイツ、殺しちゃうんだろ?」


「・・・・やめろソル」


「ありゃ~冗談だよ~怖い顔しないでよソリトウス・・・さて、姫様に逢いに行こうよ~?」


「いや・・・周りの奴らの片付けだ」


「・・・そうだね~。おもちゃは片付けなきゃね~」


水色髪の少女・・・いや、ソルは楽しみと呟きながら水色の瞳を片方だけ赤くさせ央子の顔を覗き込んだ。


「フフフ~楽しみだな~早く逢いたいよ!また、あの時のように!あの頃のように!遊ぼうよ!ルナ!!」


ぐっしゃ!!


央子の左目が紅く染まったのだった。ソリトウスは何もなかったように人混みに紛れて消えた。

はい。Vita -ウィータ- Lunaでした。更新遅れてすみませんでしたぁぁあぁ!

原稿書いてるときに犬達が暴走して、PCの電源が消えしかも原稿が消えてしまいやり直し修正しました。(書き始めたのはPM15:00今の時間PM22:00)

さて、次回は我が天使!我が主人公!結希様の登場です!お楽しみに!

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