Vita -ウィータ- 事件Ⅱ
水谷涼子は山田と立川にある第五空研究所に来ていた。偶然なのか、事件現場から十五分程度の所だった。元病院で知り合いからもらったらしい。中に入ると、昼間も関わらず、薄暗く携帯についてる機能のライトで道を照らしながら進んでいく。
「あ、あの第五研究所って何の研究してたんですか?」
「・・・年寄りや患者の痛みを和らげ治療しまるで若返るような元気を~というキャッチコピーの薬らしい・・・実際、痛みも和らぐらしいが、私はそうとは思わん」
「え・・・」
涼子はさらに奥に進み"立ち入り禁止"のドアを開く。錆ついているのかドアが悲鳴をあげる。冷たい風が涼子を包み背筋が冷え薬品の臭いが鼻を刺激された。
「り、涼子さん戻りましょうよ!な、何かでそうじゃないですかぁ」
「馬鹿かお前は!捜査してるだぞ!真面目にやらんか。お化け屋敷に来てる女子かお前は!」
震えてる山田に怒鳴り前へ行かせる。薬品から道具まで並べてある。
奥に進んで行くと広い空間についた。周りには人を包めるぐらいのカプセルが並べてあり、真ん中にもう一つの部屋があった。その部屋にある窓に誰かはわからないが血痕があった。緊張や不安が二人を襲う。一応、装備していた22口径の銃を手に取り用心する。山田がドアノブを握り左の壁側に腰をあて山田に合図を出す
同時に、山田がドアノブを捻り開ける。涼子は入り、銃を構えた。
窓はドアの入れ口にあった所だけで薄暗く何もみえなかった。
涼子は壁に備えてあった電気のスイッチを押した。部屋がいきなり明るくなり思わず、顔を顰める。目がなれてきて目の前の現実に息を呑んだ
「・・・なんだ・・・これ」
Vita -ウィータ- 事件Ⅱです!
銃のことは、実際、警察が護身してるものですw
他にも38口怪のものをあるらしいですw