外伝 水の娘達
天に浮かぶ大海
もぎゅもぎゅもぎゅ、
あっ、初めまして、女王グラシリスの第二王女レジアーナと言います。
アクアワスプの幼虫やってましてピッチピッチの終齢幼虫やっております。
えっ?恐ろしい巨大海生爬虫類モンスタープレデターXXにしか見えない、ですか?
その中ですその中。寄生虫、もとい寄生中なのです。
解かっているくせに言わせないで下さい、もう。
今回私がお話しするのはお母様理論とその周辺についてです。
…別に私は華麗なる一族ではありますが望まれぬ生でもなく、
万能で天才ではありますが、寄生先を壊したいなんて思ったことはありません。
ついでに言えば女装するまでもなく元から美少女ですが、そんな話はこの際置いておきましょう。
……電波?お母様譲りです。でもお母様やお姉様程ではありません。
まず、私のお母様ですが、はっきり言って女王らしくありません。
もっと蜂族の女王ならば覇気というか、オーラというか持ってしかるべきなのに。
…まだよっぽど従姉妹のお姉様のヒルド様の方がよほど女王然としてて、ハイソな感じがします。
強く、
気高く、
麗しく。
やはり女王たるものこの基本三骨子は必要でしょう。
同じ味ばかりだと飽きてしまうという優しさからか、時折、お母様は寄生先を変えさせてくれますが、
その際に見るお母様の姿は、確かに私のお母様だけあって私に似てお美しいというか、
むしろある意味犯罪的に可愛らしいのですが、
どこか女王らしさが伝わってこないというか、強さというか恐ろしさが伝わってこないのです。
ヒルド様は『スペルヴィア』の血統に相応しくと自信を研磨し続け、
時折思わず脅えながらも見惚れてしまうほどの女王的な覇気を感じるのですが、
お母様もわたしの実のお姉様であるアクアフィリアお姉様もなんというか、庶民的です。
折角の美貌とか才能とかを無駄にしています。
勿体ないです。ヒルド様は私がそう言うと直ぐ賛同して、
「その通りです。伯母様はもっと娘たちの為にもカッコいいところを見せるべきです。
というより私も見たいです。」
のような感じの事を言っていますが、今だ私がお母様やお姉様の本気の実力を目にしたことはありません。
お姉様も私と同じ寄生先にいた際にたびたび見せる要領のよさから、きっと本気を出せばすごい気がしないでもないのに、
お母様同様、『一般的な姫バチ』がモットーらしくて、本気を出したことは私は見る機会はありませんでした。
『一般な』な『姫バチ』ってどう考えても矛盾が発生しているのですがどういうつもりの発言か私にはさっぱりわかりません。
お母様とお姉様はその意味は理解しているのでしょうが、私には情けない言葉に思えてなりません。
後、私がお母様の強さを疑問視するとヒルド様は強く訂正します。
しかしヒルド様の語るお母様像と私の知るお母様にはギャップがあり過ぎます。
曰くお母様は本気を出せば覇気と誇りと強さに満ち溢れたどの女王よりも女王らしい姿を見せてくれたと言いますが、
長年一緒にいた私にはその姿を見たことはありません。片鱗すらも、です。
また、ヒルド様の自慢の中に尾針の射出技はお母様直伝という話がありますが、
私はまだ見せてもらったことはありません。
それは私が寄生先の中に閉じこもってばかりというのもあるかもしれませんが、
それでもです。
我が巣は、どういうわけか空に浮かんでいる巨大な湖の中、というか湖そのものが巣となっています。
巣の中で飼われている獲物や、時折どこかからやってきた獲物が主食な私達ですが、
もっぱら、獲物をしとめているのはお父様か、他の蜂族と比べて数が少ない働き蜂です。
水に適応できていないお父様は、私が産まれた少し前に水棲昆虫として有能なナベブタムシのモンスターから、
『水中呼吸』のスキルを手に入れて頑張っているらしいです。
よく働いてくれます。素敵です。とお姉様は言っています。
私やお母様は多分お父様に対する扱いはごく普通の蜂族のように、あまりよくないです。
お母様は空ではカッコいいのに水の中では少し情けないところが好きだと言っていますが、
少しどころではないほど情けないというか、
水棲に適応した私達とそうでないお父様を比べるのは流石に鬼畜です、軽くひきます。
多分、こっそりドS入ってます。
そう言う意味では女王様かもしれません。
お母様とお父様が喧嘩したのは見たことはありません、というか普通蜂族でオスがメスに逆らうことはそうありませんし。
オスが死にますから。
というわけで、お父様に対する評価は、
お母様→優秀なイケメンが苦労しながらも必死に働いてくれて楽できるし素敵、………あ~~っ、…はい、……愛してますよ。
お姉様→頑張ってて素敵です。
私→ちょっと水の中は非水棲昆虫が生きていくのは無理があると思います。水棲昆虫としては………頑張りましょう。
ヒルド様→その立ち位置を…代わって下さいます?
というような感じです。
次にお姉様は、我が家の長女で見た目は私以上にお母様に似た容姿です。
最近成虫になったのにまだ幼さの残るというか、どこか犯罪臭のする容姿です。
そしてお母様の妹の娘のヒルド様とは違うお母様の姉の娘の従姉のお姉様同様ファザコンでよくその話で盛り上がってます。
因みに容姿的には、
私の家→犯罪者ほいほいな幼系
母の妹家→怜悧な美しさを持った正統美蜂系
母の姉家→オスに興味がないのが嘘みたいな色気系
同じ蜂族でなぜこうも違うのか、というか私の家だけ方向性が大きく違う気がするのは気のせいではないと思います。
後、最近弟が産まれました。
お姉様はやたら構っていますが、私はオスに対してはそこまでは構おうとは思えません。
ヒルド様はやたら娘が産まれたら結婚させると意気込んでいますが、
そんなにカッコいい弟ではないのですがいいのでしょうか?
どっちかというかどうみても可愛い系なのですが、…オスなのに。
まぁ、そんなオスの話はおいておくとして、
私がお母様の実力を目にする機会は思った以上に早くやってきました。
私が寄生先であるプレデターXXの中から食い破り、その表面から顔を出した時でした。
ラピュータワイバーン RANK B
この辺りの天空に浮かぶ浮遊物、特に私達の巣によくやってくる迷惑な翼竜です。
この日は10匹ほど来ましたが、いつも通りヒルド様やお父様や働き蜂がやっつけてくれ、
私達のエサとして巣の水の中に投げ込んでくれました。
お母様はのんびりとそれを見守りながらお姉様と談笑してました。
「なんなら、巣の中に来てもよかったのに。」
そんなことを笑いながら言っていたのが印象的でした。
巣の中に来たら私達ピンチじゃないですか、
お母様は戦わないのにっ。
私がそう言うと、お母様は、
「それもそうですね。」
なんて言ってました。
お母様が言っていた真意を私が知ったのはそのすぐ後でした。
再びラピュータワイバーンが一匹で迫ってきました。
しかし、その直後です。
ラピュータワイバーン達の後ろから何かが高速でとんできていました。
それは、アーティアリープテラの撃ち出した大砲でした。
アーティアリープテラの口から撃ち出された大砲は、
ラピュータワイバーンの片羽だけをもぎ取り、
そのまま、もがくラピュータワイバーンはアーティアリープテラのエサになりました。
しかしそれだけでは終わりませんでした。
突如風の流れが大きく乱れ、アーティアリープテラが飛行も満足にできなくなり、
先程のアーティアリープテラの大砲以上の速度で何かが飛来し、
そして背後から来たものに喰われました。
ヒルド様が隣で呟きます。
「アーケオシリス……。Sランクオーバー…。……いえ、その上位体……。」
見れば、ヒルド様の顔色は緊張に包まれています。
…しかし、敵を前にして勝利以外のものを掴むようにヒルド様のお母様、
私から見たら叔母様、は教えて下さらなかったと、ヒルド様はその尾針を敵に向けます。
突如の襲来とはいえ、いつ見てもお美しい射姿。
完成された芸術品のようで実用美も兼ね備えたその御姿は、私には勝利そのものでした。
『翅舞』空に佇み
『胴造り』その瞳に的を宿し、
『尾構え』針を向け
『打起し』尾を振り起し
『引分け』針を構え
『会』心に映すは空白にして完全
『離れ』その矢を放ち
『残心』その命を奪うまで放ち続ける。
放たれたその矢は、しかしその的に突き刺さることはなく、
その表面を傷つけるにしか至りませんでした。
それでもヒルド様はその射を止めることはなく、
逃げることはありませんでした。
体の表面に張られた風のバリアーが矢を通さないようです。
しかし遂にその矢の一つが敵の眼下に突き刺さりました。
「XXXXXXXUUUUULLSSSCSAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!」
高音の雄たけびをあげた敵は、周囲に流れる風の防壁の風速を暴風という言葉も生易しいものに変え、
此方を睨みつけてきました。
しかし、ヒルド様は負けを認めるつもりは無いようです。
「…SUPERBIA。」
ヒルド様が呟きました。
その瞬間、ヒルド様に高圧圧縮された大気による3対目の新たな翅が形成されました。
ヒルド様はその翅を一枚だけ敵に向け、矢のように放ちます。
放たれた矢は敵の片翼を貫き、斬り落としましたが、
その直後、翼が生え変わり、4枚の翼に変わりました。
両翼でなく、片翼で4枚です。
背に2対、同に1対、尾に1対です。
同時にその色が変色し、どす黒く濃い赤色に変わりました。
しかしお姉様も再び生えていた翅を使い追射しようとしています。
そんなときでした。
「お客様かしら? レジア、取り敢えずお母様が通していいと言ってるわ。
ヒルドさんにも来てもらって。」
私のお姉様、アクアフィリアの声が聞こえたのは。
同時に巣である水が飛び出してきてヒルド様を取り込みました。
―――――――――――――――∮∮―――――――――――――
最近、うちの妹が背伸びしてる感が凄い…。
あっ、どうもアクアフィリアと言います。
レジアーナの姉やってます。
最近、妹の背伸びしてる感が凄いんです。それはそれで可愛いんですけど、行き過ぎてるかな、と。
まぁきっと原因は素敵なお嬢様なヒルドさんへの憧れだけじゃなくて、
お母様がいいとこ見せたりしないとこも原因だと思うのだけど…。
だから、ヒルドさんに傾倒してしまうのだと、ついさっきお母様と話し合っていたところでした。
…でも、いい加減レジアは気が付くべきだと思うのだけれど。
私達の住処たる空に浮かぶ大質量の水が、誰の力によって浮かべ『られて』いるか、とか、
なぜ、巣に下界の海の生物が運ばれてきたかとか、既に押し潰されて瀕死だったりするのか、とか。
そこに気が付かない辺り、結構姉としては妹が心配なんですね。
まぁ、そこのところお母様に話したら、
「じゃあ、そろそろいいところ見せますか?」
って言ってましたけど、何故、そこで疑問形で無く断言してくれなかったのかと、思わないわけではありませんが、
別にいいかなと思う私もヒルドさんが言う色々とお母様に似ているということなのでしょう。
因みにヒルドさんは時折こちらを危ない眼で見てきます。
個虫的には、早くいいオスを見つけてくれないと、貞操的に心配です。
妹のことも狙っていたようですが、頭がいいお馬鹿さんとも言いますが、
ある意味あまりにも天然で純粋な上、ヒルドさんに憧れているので、
どうにも前脚を出しづらい様子。
迫るのはいいものの迫られるのは苦手、
それはそれで美味しい属性とは思います。
まぁ、そんなこんなで、お母様が遂にレジアにいいところを見せる機会がやってきました。
アーケオシリスの上位体、アークオシリスの来襲です。
お母様は、
「最近、インスタント神出しまくりね。この星もいっぱいいっぱい過ぎですね。」
っと、そんなことを言っていますが、
張本虫がいうな、と言うのが、私とお父様の共通見解です。因みにこの件はヒルドさんも同感だそうです。
見ているとヒルドさんが遂に『魔王』の力に覚醒したのを見て、お母様はちょっとうれしそうです。
そして行使スタイルが攻撃で、尚且つ射だったことも、お母様的には嬉しい要因なのでしょう。
なんか、年甲斐なく浮かれてるのが解かります。
お母様は巣を構成する水でヒルドさんを取り込んだ後、
そのまま追ってくるアークオシリスを見ていました。
ヒルドさんを取込んだ後、ヒルドさんの周りだけ水を除外して空気の空間を作っているので健康的には問題なさそうです。
そうしている間にも、
アークオシリスがさらに周囲に纏う暴風を強め、そのまま突っ込んできました。
ヒルドさんは解かっていそうですが、恐らくレジアはアークオシリスがそのまま水を突き抜けて襲い掛かってくるように思えているのでしょう。
しかし、お母様の巣はシャボン玉ではありません。一振りの剣であり、一本の矢であり、一つの盾であり、一軒の要塞です。
アークオシリスが水を風で跳ね飛ばしながら突き抜け、私たちの手前まで迫った時、それは行われました。
「今、お母さんお客さんでお料理中だから。危ないから、脚を伸ばしちゃだめよ?」
私達に向けたお母様の声、
突如、アークオシリスの体が動かなくなり、ミシミシと嫌な音を立てながら各所から血を吹き出し、
そのまま圧死していきました。
私達のすぐ向こうには凶悪極まりない水圧の世界が展開されていました。
レジアはよく解かっていないような表情です。
「いい?レジア、『一般的な姫バチ』、その意味はね?」
蜂族の血はその一滴から誇りで固められている。
ましてや、王族種なら、例えどんなにそう見えない個体であろうと、
その誇り高さは一般的なスタンダート。
眼に見えて誇り高かろうと、眼に見えない誇りであろうと、
その傲慢さは蜂族の王族の基本骨子。
私達に厳密な意味で『敵』はいない。いるのは『獲物』だけという自信。
お母様も私も、心の底から誇りなどいらないなど思ったことはないの。
「…私達も、結構傲慢なのよ?」
ふふっ、ぽかーんとしすぎね、いつもの貴女ならはしたないって言ってるわね。
「さぁ、お料理終わったので、お食事にしましょうか。」
はい、待ってました。いただきましょうレジア。
貴女ももうすぐ蛹になるのだから、しっかり食べておきなさい。
―――――――――――――――∮∮―――――――――――――
修羅場?的な後日談。
それから、しばらく時が過ぎ……、
「レジアッ、どうしようっ。あの仔が御婿に行っちゃう。」
「行けばいいじゃないですか。もう幼虫でもないのですし。
相手は血統書付きの、というかお姉様も知ってるじゃないですか。」
「でも、だって水棲昆虫の弟が、水中以外の世界で生きていくなんてっ…。」
「水棲昆虫って、大体陸海空どこでも大丈夫なこと割りとあったりしますよね。」
「でもっ。」
「でもでもだってってなんですか。っというかお父様以外の3家両親公認で二股なんて、そっちの方が問題でしょう。」
レジアーナです。
弟が遂に婿に行くことになりました。
相手は母の姉の娘と妹の孫。
弟のどこにそんな魅力があるのだと姉としては疑問が付きませんが、
ファザコンのお姉様と、正統派美少女をものにした弟の容姿は私に似てないことも無いので、
そう考えれば自信にもなります。
因みにファザコンのお姉様、もとい伯母様の娘である、ヒルド様側で無い方の私の従姉は、
やたら匂いとスタイルがいい、ブルネットのメス蜂です。
オリエンタルヴェスパと言う種で日光を吸収してエネルギーを回復し、
電気属性の力を行使できる私のお父様と同じ種族です。
お母様に、
「水球で覆ったり、濡らした獲物に電気を浴びせると効率的に狩れるの。
よく夫とやったものよ。」
と言う話を聞いて成虫になる前から弟と作戦会議をしていた内に、
ファザコンからショタコンに変わってしまったのが馴れ初め。
ヒルド様の娘の方は、婚約者だと聞いていたのに、
弟が他のメスと仲良くしていて焼きもちを焼いて突っかかっていたものの、
相手のメスは既に成虫でどう考えても勝負にならず、
でもヒルド様からは引く事は習っておらず、
どうしていいかわからなくなって泣きそうになったところを、
ライバルと弟に慰められて更に泣いたのが馴れ初め。
成虫になったと同時に結婚しました。
そして二股を咎めるのが私とお父様しかいないことが一つ目。
そしてファザコンお姉様の妹もファザコンだったものの、
いつの間にかヒルド様の弟と結婚。
ヒルド様の妹も結婚し、
お姉様も最近結婚しました。
親戚内でまだ結婚していない成虫のメスは私だけということが二つ目。
そしてお母様が強いということは私以外皆知っていたことが三つ目。
…と言うのが私の修羅場です。
と思っていたらこの度私も結婚することになりました。
弟の知り合いと言うのが接点でした。
っと言うわけで、祝、婚約記念カキコ。ということで終わります。
ナベブタムシのモンスター。
プラストロン呼吸という手法で水中でも大気呼吸ができる。
ラピュータワイバーン
天空に浮かぶものに飛来する特性のある高高度に生息する竜種。
アーティアリープテラ
太古に存在した、翼竜系超上位モンスター。
昔はプテラ系はよくいたらしいが現代にいたっては時折噂で聞く程度。
プレデターXX
太古の海ではその区域のボスとして存在することも多々あった巨大海生爬虫類。
現在もいるかどうかは不明だが、時折人魚族からそれらしき目撃情報があったり、
プレデターXXに襲われたらしき形跡が見つかることがある。
アーケオシリス
古代に生息したらしき超上位種。
古代鳥の中でもとびぬけて強い異常種。
アークオシリス
アーケオシリスの進化したと言われる神クラスのモンスター。
っと言われているが存在した証拠とされる骨の欠片の状況が悪く、仮定の域を出ない。
ウィングラプトル
古代には割とたくさんいた鳥か爬虫類か微妙なモンスター。
バイプレーンラプトル
ウィングラプトルの進化系。
前脚に着いた翼と後ろ脚に着いた翼で、複葉機的な飛行ができる。
つい最近とある研究所で強化再生を行ったところ、暴走して大変なことになった。
ジェットラプトル
プレーンラプトルの化石から採取したDNAをいじり倒したうえで再生した異常種。
っといっても元が元なのでそこまでは強くはない。
しかしヒト族には十分以上に危険すぎる。
キャンサーフライ
とある研究所で造られたハエとカニのモンスターの合成モンスター。
同名の種族のモンスターもいるが、こちらは人工的に作られたもの。
堅い皮膚と遠くまでは飛べないものの細かく制御された飛行能力を持つ。危険。
スパイダードラゴン
とある研究所で造られた蜘蛛と竜のモンスターの合成モンスター。
同名の種族のモンスターもいるが、こちらは人工的に作られたもの。
自然に存在するスパイダードラゴン同様、巣を作り、下位の竜系などをも捕食する。
その糸は非常に強く、巨体が乗ってもちぎれない。超危険。
スコーピオンドルフィン
とある研究所で造られたサソリとイルカのモンスターの合成モンスター。
同名の種族のモンスターもいるが、こちらは人工的に作られたもの。
知能が高く、堅い皮膚と高い運動能力と即効性の毒を持つ。ヤバい。
クラゲムシ
プカプカと空に漂いながら、獲物を見ると口や脚を広げて捕食にかかる。
人工的に作られたものが脱走して野生化したという噂がある。
クラゲバタフライ
クラゲ虫の進化系の一つ。ゼリーバタフライとは別物。
蝶の翅の容をした二つの捕食器を羽ばたかせ浮遊する。
翅を閉じるようにして獲物を喰らう。
ニガリヨモギ
毒にも薬にも対虫剤にもなる。しかし一部の昆虫族には逆に好物となる。
モンスター化したものに同名のモンスターがいる。
ハタンポポ
よく平原にいる低ランク植物系モンスター。
再生能力、生命力が凄い。
ハナタンポポ
ハタンポポの進化系
ワタンポポ
一般的なハタンポポ系の最終形態。
非常に高い繁殖能力がある。
アビススティングレイ
エイのモンスター
フウインボク
限定的な結界能力を持った古代にはよく存在していたコボク系の植物モンスター。
ハツェゴプテリクス
古代には多くはないが存在していた翼竜系モンスター。
その巨体の為地上の方が楽だったらしい。
長い手足と嘴をもつ。
特に嘴は非常に鋭利で巨大であった。
現代にもそれらしき目撃情報はある。
ギガ―スピス
古代から存在する魚類モンスター。
人よりは十分以上に強い。
スナミミズ、サバクミミズ、スナゴカイ、サバクゴカイ
死の砂漠においてはほぼ全域で異常発生とも呼べるほど存在しているモンスター。
死の砂漠は昔は水があった形跡はあるが、
今は全域にわたり砂と塩、岩石と一部の植物しかない。
そんな環境で大量に存在している低ランクモンスター。
他の場所にもみられるが、若干死の砂漠にいる個体には違いが見受けられることが多い。
死の砂漠にいる魔王との関連性が偶に議論される。
死の砂漠
古代に何らかの原因によって強制的に短期間で水分が奪われた形跡がある土地。
大量の塩と鉄分を含む砂で形成されている。周囲の黄砂の被害が凄い。
棲むモンスターの種はかなり平原とは違っている。
時折くる僅かな雨季には死の砂漠の表面が鏡のようになる。
オリエンタルヴェスパ
太陽光をエネルギーとして吸収し、電気に変換し狩りに使用する蜂モンスター。
強い日差しを好む反面、雨や曇りなどの時には戦闘力は著しく低下するが、それでも十分に強い。
強肉食嗜好性だが、柑橘系も時折食し、その香り成分をそのままフェロモンに変換する為、
その地域の柑橘系の匂いがする。
前述の通り日光をエネルギー源にするため、活動的なものが多い中にも極稀にのんびりしたものもいる。
高効率光吸収性のブルネットの毛並みが特徴の蠱惑的な容姿をしている。
アクアワスプ
水棲の蜂族。
綺麗な水辺に棲む。
ただ、上位種になると、川などの水を丸ごと移動させて池を作るものも見られる。
伝承では古くから、飛行機乗りが天に浮かぶ水球を見たという話が散見される。
証拠はなかったが、つい最近になって天に浮かぶ巨大な水球の画像と、そこから出てくるアクアワスプ系上位種の映像が送られた。
しかし、その直後映像が途切れており、詳しい判別はそれ以降は不可能。




