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第二十一話。他者から借りたものは大切に?返す必要が無いものも、ですか?

お母様の破片を取り戻し、私の胃の中に埋葬した後、

ドールマスターカディスの中に寄生して蛹になって眠っていたら、

いつの間にかドールマスターカディスが成虫になっていて、

中の私が出る前に上級クラスの昆虫の成虫の身体を体験してみようと、

取り敢えず他虫の身体で飛んでみたところスペルヴィアちゃんが絶賛ピンチで、

どうせ他虫の身体だからって助けに入ったはいいものの、

結局最初だけであとは全部ファデータさんに持っていかれて、

スペルヴィアちゃんともっとお話ししようとしたら明日もう一回遠足に行くのでとすぐに寝られてしまって、

獲物を捕って帰ってきたスペルヴィアちゃんはひたすら喜んだあと疲れたのか寝てしまいました。―――蛹になって。


状況が一気に進みすぎて私、置いてけぼりです。

結局スペルヴィアちゃんとはあまり話せませんでした。

あーもしかして、もしかしてですよファデータさん。


「えーっと、すみません。もしかして私スペルヴィアちゃんに嫌われてます?」

「ふふっ、おかしなことを聞くのね。」


「えっ違うんですか。…よかったです。」

「当然でしょう。…でもあの仔もあれでなかなか複雑なのよ。」


「そういうものですか?」

「そういうものね。」


「はぁ…。」


ファデータさん曰く久しぶりに遭ったスペルヴィアちゃんはなんだか私にライバル的なものを感じているらしいです。

ファデータさん的には『目標みたいなもの』という感覚だそうです。いや、そんな目標にしていただくほどのものでもないですよ?


一方それ以上にびっくりしたのはファデータさん。やたら物わかりが良くなっているような慈愛に溢れているような、

相変わらず無茶ぶりをしてくると事とかは何一つ変わっていませんが、

貴女だれですか、ってくらい優しくなってます。これが虫妻の魅力なのか?

今度産卵するそうです。おめでとうございます。まぁこの優しさと美しさなら吐いて捨てるほど相手はいるでしょうね。

選びたい放題です。私にもぜひともオスを紹介してください。

後、優しさついでに私への無茶ぶりもやめてほしいのですが、えっそれは駄目?やっぱり先程の優しい発言撤回します。


えっ妊娠祝いにレックスドラゴン狩ってきて?

冗談きっついですよ。えっ冗談じゃない?

…せめてキノドドンとか位じゃだめですか?

駄目…、そうですか…駄目ですか。

じゃあせめてキノドンドンで…やっぱり駄目ですか。

じゃあクレイモアスピノなら……えっそれならいい?


というわけで確保しに来ました。クレイモアスピノ。

実はクレイモアスピノはレックスドラゴン寄りと同等位には強いですが、

基本魚好きなのでよく水辺に来るんですよね。

まぁ川に来たらこっちのものです。いろいろあってキープしてある寄生用クレイモアスピノにRIDE ON!!

背中に穴が開いてある方が私です。

クレイモアスピノVSクレイモアスピノ(私RIDE ON)

クレイモアスピノの名の由来でもある幾つものやたら縦長の背の帆を使って相手のクレイモアスピノに攻撃します。

やっぱり切れ味がいいですね。

でも相手の攻撃も受けてしまいました。しかもかなりがっつり。食い込んで抜けません。

まぁ私が使っているクレイモアスピノは散々使いましたし、だいぶ傷も入って運動性能も落ちていましたしね。

もう潮時でしょうか。…というわけで、


私の使っているクレイモアスピノの腹を突き破って『部位延長』で元から長いですが、

更に伸びた尾が相手のクレイモアスピノの頭に突き刺さりました。新しいキープ君確保です。


先程まで私が使っていたクレイモアスピノの方を持っていくことにしましょう。





っというわけで持ってきましたファデータさん。

あっ、やたら古傷が多いですが気にしないでください。

元からだったんです。(大嘘)

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