虚影録 8話 覚醒の刻は近い!
それ、に関しては少し浮遊してるようなモ〇ンガ(偽)イメージがいいかな?
───古代の墓地────
ガザ、ガザ、……
突然、
何か途轍もなく大きな魔力の気配が漂う。
奏架がその先に目線を向けるとそこには………
何か黒い、霧のようなものとローブを纏った、
目の赤い、スケルトンのような見た目の魔物?がいた。
”それ”は何かを構える。
手らしきとこへ異質な魔力が集まっていく。
そして次の瞬間、こちらへ溜めたものを投げる。
が、奏架には何も影響がなかった。
奏「伊月さん!なんか通常個体じゃない
明らかにやばそうなやつがいますって!」
だが伊月は耳線を付け、
呑気に鼻歌を歌いながらカウントダウンをする。
どうやら伊月からしたらさほど通常個体と差がないよう。
伊「2分経過~」
虚『もう諦めて戦えって、決意しろよ。
ここは優しいRPGでもない厳しい世界なんだから。』
虚天がそう言った瞬間何やら通常個体のスケルトン達の目に
赤い、紅い、光が宿る。
奏「あっえ?ちょ、これまずいやつ?」
虚『だからさっきからさっさと殺れって。ハァ、
今世終わりかなぁ?』
奏「、…やってやるよ!」
そう奏架が言った瞬間、
魔力が集まり形を成した途端、
強い風が吹き荒れた。
奏架をよけるように、、。
その瞬間、重い武器や防具を付けていない、
スケルトンだけが空に舞い上がり、
浮かなかったスケルトンごと木端微塵に消し飛んだ。
虚『やっぱ訓練中にも思ったけど
風魔法威力おかしくない?
普通移動手段じゃん、。』
奏「へっやってやったぜ!」
虚『なぁ?奏架君、何か忘れてないかい?』
奏「ん?何かって?」
すると遠くから一瞬にして近づく何かが!
奏「!?ぁっぶね?生きてる?僕。」
虚『生きてるよ、そんなことより後ろ!』
奏架が振り返るとそこには……
これまでに感じたことのない威圧感───
黒い霧に佇む”それ”は…
ローブの中で握りこぶしを構えていた!
伊「3分経過~」
奏「ぁっ」
奏架が何かを発しようとした瞬間、
奏架の腹に重い重い、
火山が噴火したかのような一撃が直撃する。
ドゴォァァ
奏「バゥベェフェッ!」
直撃後、数秒間奏架がボールかのように、
高く、長く、飛んだ、。
奏「ァッフゥウ、ァッフゥウ、ァッフゥウ、」
奏『思ったように息が、出来ない、
だけど、伊月さんのパンチより、弱い!』
虚『能力覚醒はよ!激熱シーン過ぎる!
それはそれとして大丈夫か奏架?』
そう思うと、息を整え、あれを見つめながら作戦をねる。
虚『小手調べで何が効くかを試したら?』
奏「それいいアイデア!」
そう奏架が言うと
炎を放つ!訓練初期とは全く別物の!
虚『でかくなったよなぁ~空さんと同じぐらいじゃん。』
炎の塊はそれに向かって素早く、
目でも追えぬ速さで向かう!
だが、当たったと思うと、
黒い霧に霧散して消えていく。
虚『ん?あー、あの霧、
魔力を吸収して本体に分け与えてんな。』
奏『は?、拳で渡り合え!ってか!?』
伊「4分経過~、
魔力の気配減ったね~
あと1体ってところか~い?」
奏「、……はっ、そうだ、もうこれに賭けるしかない。」
虚『まっまさかお前!あれをやるのか!?かっこ棒』
奏『伊月さんがやっていたように、
自分の魂の位置に魔力を!
早く早く、位置を見つけないと!』
”それ”がゆっくりと近づいてくる。
あと25m、20m、15m……
奏『見つけた!』
奏架が能力を使おうとした。
だが現実はそう物語のようにはならなかった。
”それ”は、気づいた時には、もう目の前にいた。
ドゴォァン
奏「ベェフェバゥッ!」
再び先ほどよりも
魔力が込められ、威力が上がった拳が、
奏架を地面へと押し付けた!
そして地面にはひび割れ、墓達が崩れ落ちる!
次の瞬間!それは追撃をした!
ドオォォオッ!
奏「ベェバェフゥッ!」
再びそれの拳が当たり、
奏架を突き上げるように投げた!
すると奏架とても高く舞い上がり、
奏架の意識が遠のく、
がギリギリで持ちこたえた。
伊「5分経過~
終わったら門開けて肩叩いてね~」
奏「ぁっはぁ、ぁはぁ、はぁぁ、」
奏『なんか幽霊見える、…死ぬのか?僕。』
息を整えようとする。
しかし!先と同じことはさせまいと
”それ”が近づいてくる。
ドックン、ドックン、ドックン、
奏『あぁ、感じる。
さっきよりも自分の魂が揺れてるのを、
今ならできる気がする。』
奏架の魂へ魔力が集まる。
奏『虚天、僕能力分かってから、
技名とか使い方少し考えてたんだ。』
奏『あぁ、視界がぼやけて……
音がほとんど聞こえねぇ……
でも…もう集まりきった……!』
奏架の魂へ魔力が集まりきった。
奏「次元断層」
そう、奏架が呟くと微かに聞こえいた音も消え、
空間に線が走り、一瞬だけ2dの世界が広がり、
それ、は動きを止めずにこちらへ向かう。
体が真っ二つになっているとも知らずに、
その骸は、音もなく崩れ落ちた。
少し経つと”それ”から黒い霧が晴れ、
大きな骸骨とローブが露になった。
一方そのころ伊月は気配が消えたので、
様子を見に墓地の中へ入る。
すると血だらけで、
微かな息しかできていない奏架を見つける。
伊「おいおい、スケルトンでこのて……
あーおっとすまなかった。
耳線をせず見とくべきだったね。
こいつを倒すとは凄いね、奏架君。」
伊月はそれを見ながら呟く。
伊「魔力の質も感知できるようにならないとかぁ~」
伊月は少し悔しそうにまた呟く。
伊「んーこれはリッチの変異体かな?
上位種でも強いやつのさらに上を、
やっぱ才能あるね。
一応魔王関連の可能性があるから持って帰るか。」
伊「奏架君、お疲れ様、今日はこれで終わり、
医務室で休むといいよ魔力がないのはきついからね。
まぁ気絶してて聞こえないだろうがね。」
スタイリッシュゴッドスーパーアルティメットユニバーススレイヤー虚天ちゃん
『これが厄介ごとか?いや違うか!次回!ランクはどこまで上がる?!お楽しみに~!』
眠いでござんす。




