虚影録 1話 馬鹿にしてんのかコノヤロー!?
現在(3月4日時点)で0話と同時に投稿する予定なので、
この二話だけ更新が早く見える可能性があります。
これから投稿される2話、3話は0話・1話より遅くなるかもしれないので、
その点だけご了承ください。
さっきまでの豪雪が嘘のようだ。
——いや、嘘じゃない、さっきまであったはずだ。
風が暖かく気持ちいい。
——さっきまで、吹雪だったはずなのに。
目が覚めるとそこはWindowsXPの背景みてぇなところだった。
——いや、気のせいか前も見たことがある気がする……?
本当に気のせいか……?
——気のせいで済ませていいはずがない。
そもそもなぜXPって分かったんだ?…
——僕、そんなの知ってたか?
奏「あるえ?」
起き上がると、
やっぱりそこは“野原”だった。
地平線まで草が続いていて、ビルも道路も、雪もない。
虚『やぁ奏架君、おはよう。
異世界の朝は爽やかだねぇ』
——あれ。
今の言い方……
まぁいいや。
奏「何のんきに異世界をレビューしとんの?!」
虚『そう叫ぶなって、
やばい魔物とか来たらどうするのさ?奏架君?』
ザァ、ザァ──草が揺れる音。
プシュッ、プルルン──青いゼリーが跳ね、落っこちた。
虚『ほら見たことか!
いかにも奏架君より強そうなスライムちゃんが!!!』
奏「はぁ~?」
奏「どういうことだよ!
馬鹿にしてんのかコノヤロー!?!?」
虚「まぁまぁ、そう怒りなさんな、奏架はん?、チュッ♡」
奏「ウエェ……
その精神攻撃、回避不能なのやめてくれな……」
ペェドン!
スライムの体当たりが直撃する。
奏「ヘブゥアァァァ…」
奏「痛ってぇぇぇぇぇ、なんだこいつ、
ほんとにスライムかよ…?硬ったァ!」
ザァ、ザァ──草が揺れる音。
プシュッ、プルルン──青いゼリーが跳ね、落っこちた。
奏「なんか増えてない…?」
──スライムが、二十体に増えていた───
そして、スライムが四方からじりじりと距離を詰めてくる。
虚『ブゥフッ、スライムに負けてやんのwww
しかも20体に増え……wwww』
奏「に、逃げないと……スライムに、負ける…
絶対弱い方の魔物なのにぃ」
虚『マイブラザー、俺は悲しいよ…
お前が“まだ”魔力すら知らないとは……ww』
奏「魔力あったとしてもぉ、ハァハァ、
使えるとは限らないでしょ……ハァハァ…」
虚『んじゃ、とりあえず町探すのが安牌か、
異世界ものっぽいしギルドかなんかあるっしょ』
奏「簡単に言うけどそんな都合よく見つかるわけ…
ん???あれ??」
虚『町っぽい城門あんじゃん、運良いなお前、
僕のソシャゲ運に分けてほしいぐらいだ』
奏「おーい!衛兵サァァァァァン!
助けてくださぁぁぁぃ!!!!」
虚『無視しないでッ!虚天ちゃんが可哀そうでしょ!』
奏「さっきからうっさいなもうぁぁぁぁ!」
衛兵「おい!そこの少年!……
そんなにスライム連れながら誰と喋ってる!?」
奏「いやその……頭の中の……」
虚『虚天ちゃんだよ♡』
衛兵「……スライムは殺っとくからギルド行け。
今すぐ行け。絶対行け…後で案内してやるから…」
プシュ、プシュ×20
──討伐成功!☆───
衛兵「おい、お前ら、終わったぞ、、
案内してやるからついてこい」
奏「あ、ぁ、ありがとうござ、ざいます」プルプル
虚『ビビり過ぎwwコミュ障か?昔の僕かよwww』
虚『まぁとりあえずこれは王道のギルド編かな?、』
────ギルド到着────
奏「衛兵さん送ってくれてありがとうございました。」
衛兵「…まぁ、うん、どういたしまして、
治療院は紹介しないからな……」
奏「んん、とりあえず来たものの、どうしたらいいんだ?、」
虚『受付行けよ、ギルドだぞ?食べるか依頼受けるか、
ギルド登録中に中途半端に強いやつが来るぐらいしかやることないだろ?』
奏「その中途半端に強いのは確定エンカウント?……」
虚『 Y E S 』
奏「しょうがない、腹をくくって行くか!」
────受付────
受付嬢「初めまして、依頼?食事?それとも登録?
登録なら後ろに控えてる、
中途半端に強いタイプの人がいるけどどうします?
あ、その前に会員番号の提示をお願いします。」
奏「会員番号?何ですかそれ?ギルドまだ登録してないっすよ?」
虚『あーね、多分それギルドの会員番号じゃなくて、
別の奴じゃない?マイナンバー的な』
奏「マイナンバー?なにそれ」
受付嬢「あー、もしや不老広告みてここに来た政府側とは関係のない方でしたか、
なら、あちらのイレギュラー専門受付へ行ってください。」
────イレギュラー専門受付────
イ受付嬢「こんにちは」
バッ、バッ、バッ
何か体の横に”表示”された。
どうやら自分の名前と状況まで表示されている
奏「??!!?!」
バッ
虚{なんかこいつよ〇かしうたの探偵さんに見た目似てんな}
イ嬢「あぁ、ごめんなさい、私の能力は表示、
ありとあらゆる物や事象を表示する能力。」
奏「………?能、力?」
バッ、
虚{能力もわかんないのかよ、異世界知識ゼロだなwww}
イ嬢「ん?もしかして二重人格?てかなんで能力を知らないんだ?
ちゃんと説明受けたかい?」
バッ、
虚{二重人格じゃないよ!僕は僕さッ!}
イ嬢「やかましいな、表示消すか、」ボソッ
奏「説明?あー、いえさっきの受付嬢さんからは何も、」
イ嬢「あー、オーケイ、広告から来た奴ではないと、
珍しいねぇ、転移かなんかかい?」
奏「あ、ん?多分?」
イ嬢「魔力は使えるかい?」
奏「使えません…」
イ嬢「なら、魔力はあるようだし魔力訓練だね、
とりあえず、扱えるようにしないと登録すらできないから。」
奏「ん?あ、はい?、」
イ嬢「とりあえず案内するからついてきて。」
虚『なんかこいつの声……
懐かしい……?
——いや、気のせいか。
……けど、
なんだろうな、この感じ』
それは、
虚天にとって“初めてのはずの違和感”だった。
奏「はい、?」
スーパーアルティメット虚天ちゃん
『さてさて、この先どうなりますことやら』パーン
作った話数で言うとこれが2話目ですが、
0話は“前日談”のような位置づけなので、
実質的にはこれが1話になります。
そのあたりよろしくです。
修正
初代ではなくEXだったそうなのでWindowsEXへ修正。
↑バーカ!XPらしいもんねぇ~ウエェイ!ひゃっほ~い!
↑実にバカですねぇ!テレビさん。じゃない、、、のと…で分かれていたので…に固定
↑実にバカですねぇ!ラジオの方が良いんですよ!




