7話 レイチェヴュアル
シウス「・・・タイトル名は
君と出逢うために
壊れていたんだ
もし
神様が居たら
「居るわけないじゃん?
だって俺たちは
こんなにも壊れてるのだから」
でも
居るんじゃないかな?
壊れてなかったら
君と出逢えなかった
この導きに
心から感謝しよう
君と出逢わなければ
世界は真っ暗だった
人生
何があるか
わからないね
だって君と出逢えた
こんな生活
おかしいのは
わかってる
でも
ゆるされるのなら
君との生活が
もっと
続けば良いのに
独りでは何もなくて
私には何もなくて
何もなかったのに
君と出逢ってから
毎日が楽しくて
何もなかったのが
今じゃ溢れて
何かがある
こんな
毎日が続けば良いのに
君の呼ぶ声
穏やかな時の中で
ゆったり過ごしている
君と私は同じ
誰にも理解されなくて
壊れていて
でも 君となら
それでもいいやって思う
誰にも理解されないのなら
私たちが理解者になろう?
「お互い普通じゃないね?」
その痛みは
痛いほどわかる
だって
君は私だから
同じ人間が
ここに居る
私が1番
君をわかってあげられる
お互い
傷を舐め合おうよ?
社会に
適合できない身体でも
君と出逢えたのなら
壊れて居て良かった
「俺は君を
わかってあげられるかな?」
大丈夫だよ?
私たちは もう
お互いを わかってる
もし
神様が居たら
「居るに決まってるじゃん?
だって俺たちを出逢わせてくれた」
この導きに
心から感謝しよう
壊れて居て良かった
君は私 私は君なんだ
繋がってるね?
シウス?
シウスの病室
リリア「何してるの?」
シウス「俺の趣味
時間だけは
有り余るほどあるから
あまりにもヒマだったから
こうやって
歌詞や物語を創ってる」
リリア「・・・え
そんなことができるの!?
シウス「俺の
精神障害になってからの
唯一の救いだ」
歌詞を見る
リリア「・・・ねえ・・これ?
私の想いを書いてる?
シウス「リリアの視点になって
こう想ってくれてたら良いなって
想像して書いた」
リリア「・・・
・・・歌詞って
・・・言ってたよね?
リリア「歌える?」
シウス「歌おうか」
リリア「・・・
・・・優しい声
聴き心地が良い
穏やかで
つつんでくれそうな
心に
染みわたる声
シウス「こんな身体じゃなかったら
バンドやりたかったのにな」
リリア「・・・
ねえ?
リリア「このノートに
書いていかない?」
シウス「なにを?」
リリア「精神障害者じゃなかったら
やりたかったこと」
シウス「お いいね!」
リリア「何をしてみたい?」
シウス「うーん
そうだなぁ
まずは
・バンドをして
夢を追いたかった
・学校に行ってみたい
・勉強してみたい
・青春してみたい
・部活をしてみたい
・友達と
遊んでみたい
・恋愛
今はできてるけど
リリアと出逢うまで
してみたいと願ってた
リリア「バンド以外は
私もやりたいことだよ?」
シウス「リリアの
したかったことは?」
リリア「う~ん
シウスの書いてないので
書いてみると
・旅行したい
・服とか
おしゃれしてみたい
・いつも
身だしなみや
メイクができる体調で
いつも
きれいにしていたい
・さいほうを習って
コスプレ会場で
コスプレしてみたい
・口紅を塗ってみたい
・いつでも
歩ける身体になりたい
リリア「あとは」
シウス「一緒に言おうか?
たぶん
同じことを言うから」
リリア「うん」
シウス
リリア「外に出て
自由になりたい」
シウス「これができるなら」
リリア「そうだね
もっと
幸せなんだけどね~
リリア「これ
ノートに名前を付けてよ?」
シウス「俺が?」
リリア「歌詞や物語を書いてるなら
すごい言葉が出てきそうだから」
シウス「そうだなぁ
じゃあ
レイチェヴュアル
リリア「意味は?」
シウス「頭に浮かんだ言葉を
そのまま書いてみた」
リリア「フフ
才能って感じがするね」
シウス「そうか?」
リリア「ねえ?
これ
思いつく度に
書き込んで
創っていこうよ?
私たちが
精神障害者じゃなかったら
やりたかったことをさ?
レイチェヴュアルを
創っていこうよ?




