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責任感が与える物と責任感に押し潰される者

ここで言うのもアレですが、ツイッターのフォロワーさんが100人超えました!

ツイッターやってるので、『@masudainutarou2』、もしくは『益田犬太郎@小説垢』で調べてみてください!フォローすると、私の小説の最新情報が爆速で届きますよ!(誰得)

 軍事施設の中で会見を見ていたアサミ達にも、大きな歓声とその衝撃が伝わってきた。

 アサミはこの会見を見て、タツロウの言葉を思い出した。


ASCOFアスコフとか言ったか、アレ・・は戦争の道具だ……』


「こんな事に……!戦争なんかにしたくなかったのに……!」


 ふと気がつくと、アサミは目から涙をこぼしていた。

 悔しかったのだ。


 タツロウの元に戻るために、こんな事にならないように頑張るつもりだったのに。

 テイムに比べたら、そりゃ努力した時間も労力も少ないはずだ。

 それでも、自分なりに頑張って頑張って頑張って。


 それなのに━━


 そう思うだけで悔しくて、自分に怒りの感情が湧いてきて、涙が出てきた。

 溢れて止まらなかった。


 そのアサミの頭の上に、手の感触がそっと添えられた。

 温かい。

 髪があっても伝わってくるこの温かさ、どこかで感じたことがある。

 そんな気がした。


 頭の上に、手が乗った状態が数秒続いた後、声が後ろから聞こえてきた。


「俺らがやってきたことは無駄なんかじゃない。自分ばかり責めるな。俺らは正しいことをしてきた。ただそれだけなんだから」


 テイムの声だった。

 テイムに撫でられたこともないのに、何故かこの温もりは知っている。

 一体、どこでこの温もりを感じたんだろうか。

 分からないけど、今はただ━━━━


 ずっと、こうしていたい。




「あのぉ、オレの前でイチャつくの止めてもらっていいですか?」


 ニーナが遠目からそう言った。

 その言葉でアサミは我に返り、テイムの手を回避するように前へと跳んだ。


「な、なにするんですかっ!?」


「いや、だって……慰められるかなと思ってさ」


「なッ!?」


 そのやり取りを傍観していた立場のニーナは、その光景を見て思う。


(ツンデレ━━?VS天然━━いや、最早エスパー。怖い恋模様になっちまったな、これ)


 そのやり取りはニーナがひっそりと姿を消しても続いていたという。

 しかし、テイムのおかげでアサミの強すぎる責任感が消えたのも、また事実である。






 この会見によって、世界が揺らいだ。


 それはまた、<アポロン>でも同じこと。




 <アポロン>、ファクトリー内━━━━


「なぁ、聞いたか?<イカロス>がこの国・・・に対して宣戦布告してきたこと」


「あぁ。嫌でも耳に入ってるよ。しかも噂では、わざわざ宇宙平和条約をピンポイントで解除してきたんだろ?面倒な話だよな。気性の荒い奴らは嫌いだよ。しかも、それが国単位なら、なおさらね」


 二人の男が、声を潜めて会話する。


 目の前には、大きな機械が視界を埋めるほどに広がっている。

 この場には<アポロン>でも有数の技術者が集い、そしてその技術者達全員がその機械に視線を向けている。


 そしてその機械が突如、


”プシュゥゥゥゥ”


 という音を出しながらまるでドアのように開いた。

 中から人が出てきた。

 男だ。

 無愛想な青年という感じで、笑顔は何一つ感じられない。

 しかし、額の汗は中でどれほどの努力があったのかを物語っており、ただの無愛想な青年という感じではなかった。

 何より、彼の服は宇宙できるようなパイロットスーツを着用していた。


 タブレット端末を持った男が驚いた顔をしながら、機械から出てきた男の顔を二度見三度見した後、興奮状態で口を開いた。


「じ、17連勝!?あ、あの紅蓮の虎に!?ありえない!!」


 この技術者以外にも、「そんなにか!」と、紅蓮の虎・・・・というなにかとの対戦成績を称賛する声が相次いだ。


「す、凄い!グラマス・パナ・ゴーマス少佐!一体、どうやったんだ!?」


 グラマス・パナ・ゴーマス。


 それは、これから『剛腕の死神』と恐れられる<アポロン>最強のパイロットとなる男である。

ここから<アポロン>での話になります。

アサミ、テイム、ごめんな!

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