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陽気な奴らと顔合わせ会

 アサミは言われたとおり、倉庫の中へと入り、倉庫門の端でずっと立ち尽くしていた。


(そう言えば、テイムさんがあんなに怒ってたの、初めて見たかも)


 急にピーターの胸ぐらを掴んで叫んだ時は、あまりの驚きに声すら出なかったが、今思えば何故あんなにもピーターに怒りを顕わにしたのだろう。

 まさか━━━━!


(私がパイロットになるって聞いて心配してくれたってことォ!?)


 ……このアサミ・イナバという女は、今までの人生で恋愛経験というものが全くと言っていいほど充実しておらず、相手が自分のことを好きと妄想することは容易いことであった。




 テイムがピーターとの会話を終わらせ、倉庫の中に入ってアサミを探すと、見てはいけないようなものを見てしまった気がするような光景が広がっていた。


「何してるんだ、あいつ……」


 アサミが顔を真赤にしながら何かをブツブツ呟いているのだ。

 たまに「テイム」という言葉が聞こえてくるのは気のせいだろう。多分。


「おい、アサミ・イナバ」


「う、ウワァ!?」


 アサミの肩をぽんと叩くとこれ以上無いほどの驚きっぷりを見せ、そのまま後ろに飛び退いた。


「ど、どうした?」


「い、いえ!何でもありませんので!」


 アサミは手を左右にものすごいスピードで振りながら言う。


「そ、そうか。ならいいんだが。そして、今から整備員のみんなとの交流を図ってもらいたいんだが、大丈夫か?」


「は、はい……でも……」


「でも?」


「そ、その……コミュ障なんでうまく話せるかわからないんです……」


「そういうことなら安心してくれ。ちょうど今日、俺の仲の良い整備員に会う予定だったんだ。まずはその人達から交流をはじめてみないか?」




 テイムにはこの提案に、我ながら自信があった。

 なぜなら、今から会う予定の人達はいわゆる「陽気者」だからだ。

 どこから来たかもわからないような自信を胸に、テイムとアサミは歩いてその二人との集合場所に向かった。




 集合場所が見えてくると同時に騒がしい声が聞こえてきた。

 集合場所にしていた部屋を覗いてみると、例の二人(・・・・)が話しているのが見えた。

 アサミの方を振り返り、い「今から入るぞ」とアイコンタクトを送った。

 アサミはそれに対して手で小さく丸を作った。


「おい、あまり騒ぎすぎるなよ。一応ここは職場なんだぞ」


 アサミは様子を見てみると、二人もいることに気づいた。


 ……状況を整理しよう。


 目の前にはテイムの話に聞いていたとおり、確かに陽気者と思われる人物が二人も見える。

 見間違いであってほしいが、どうやら本当に二人もいるらしい。


 一人は、茶髪のショートの髪型の男。その茶髪はくせっけなのか、所々髪がはねているのが分かる。

 そして何より、男であるはずなのに、何故か女性用の作業着を着込んでいる。

 もうひとりは、きれいに整った金髪がどこかの誰かさんに似ているような髪型の、明らかに高校生くらいの若者の男だった。そんな若々しい肌には、先程まで作業だったのか、汚れが目立っていた。


 この状況を整理するに、男3女1(・・・・)の構図である。

 考えただけで気まずすぎるわ、こんなん。

 茶髪の男のほうがニヤニヤしながらテイムに言う。


「おいテイムぅ。そいつは彼女かなんかか?お前こそ、ここが職場だって分かってんのかよォ?」


 その言葉に続けて、金髪の男もわざとらしい嫌そうな顔で言う。


「そうだぞ。彼女を見せつけられるためにここに呼び出されたなら、俺はもう帰るぞー」


「そうだよ、こいつには彼女いないんだからさ!」


「うるせぇ!別にそんなんじゃねえよ!」


「じゃあ何でさ?」


 茶髪の男に問われ、金髪の男はアサミのその盛り上がった大きな胸を見ながら顔を赤らめて言った。


「━━目に毒なんだよ……」


「ぷっ、あははははははは!!」


 金髪の男の返答に、茶髪の男は大笑いした。

 アサミはなんのことか分からず、頭の中がハテナでいっぱいになった。


「おい、お前らうるさいぞ。それに、そういう関係じゃない。彼女はアサミ・イナバ。例のスノウラビットに無断で乗っていたパイロットだ。今日から正式に軍に入隊することになったそうだ。今日はその紹介と顔合わせに過ぎない」


「「アサミ・イナバァ!?」」


 目の前の二人の男の声が重なった。

この話書いてる時に一回データ吹き飛んでるので、話ゴッチャゴチャになってたらすいません

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