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とある喫茶店の日常。  作者: TiLA
第5章
43/182

第43話

 今日もとある喫茶店の日常が過ぎていく。


「マスター、いま流れているBGMなんて曲ですか?」


「関白な亭主のパンプキンパイとシナモンティーの唄だね」


「シナモンティーにはこんな恋の魔法があったんですか⁉︎」


「それは知らないけど、今日び薔薇の形の角砂糖を普通に使ってるお店なんてないよ」


「でも、この曲のマスター、なんだかマスターみたいですよ?」


「そうかなぁ? うちは2丁目にもないし17軒目でもないよ?」

 

 カランコロン


「マスター、ヨーコちゃん、こんにちは〜」


「あっ! アスカさん、いらっしゃいませ〜。そうですね〜。ミス・パンプキンも現れませんしね〜」

 

「新メニューでかぼちゃパイ作ろうかな……?」






ちなみに某女性デュオのグループ名はこのお店の名前から取ったそうですよ。

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