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第43話
今日もとある喫茶店の日常が過ぎていく。
「マスター、いま流れているBGMなんて曲ですか?」
「関白な亭主のパンプキンパイとシナモンティーの唄だね」
「シナモンティーにはこんな恋の魔法があったんですか⁉︎」
「それは知らないけど、今日び薔薇の形の角砂糖を普通に使ってるお店なんてないよ」
「でも、この曲のマスター、なんだかマスターみたいですよ?」
「そうかなぁ? うちは2丁目にもないし17軒目でもないよ?」
カランコロン
「マスター、ヨーコちゃん、こんにちは〜」
「あっ! アスカさん、いらっしゃいませ〜。そうですね〜。ミス・パンプキンも現れませんしね〜」
「新メニューでかぼちゃパイ作ろうかな……?」
ちなみに某女性デュオのグループ名はこのお店の名前から取ったそうですよ。




