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とある喫茶店の日常。  作者: TiLA
第11章
102/182

第102話

 今日もとある喫茶店の日常が過ぎていく。


「あの……マスターさん……」


「なんでしょう? お嬢さん」


「この世にサンタさんっているのかな?」


「イエス、バージニア!」


「わたし……バージニアって名前じゃない……」


「すっ、すいません。その問いかけに対する有名な絵本のタイトルでして」


「どんなお絵本なの……?」


「8才の少女がお父さんにサンタクロースはいるの? って聞くところから始まります」


「うん、それで……?」


「お父さんは、サンに聞くといいよ。と言います」


「お父さんは、さんをつけろよデコピン野郎。と言ったの?」


「言ってないです……。サンはニューヨークの新聞社のことで、サンタさんがいるか投書して聞いてごらんと言ったんです。あとそれ、デコピンじゃなくデコ助です」


「そうなの……それでその答えがイエス、バージニア! だったのね?」


「イエス! えっと……お嬢さん?」


 うっかり答えた後の言葉を探していると、少女が人差し指をそっと口にあて、微笑みながら言った。


「ナナミよ。わたしの名前はナナミ……。ふふっ、よろしくね」


 ――― カランコロン ―――


 蠱惑的な空気を残して店を後にしていった。


 心の内で、「高◯クリニック!」と叫んだことは内緒だ。


お読みくださり有難うございます。

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