表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
脂(肪)が二人を別ってもッ!!  作者: 山目 広介
2/4

◇2王子からの婚約破棄

 王家では緊急の家族会議が開かれました。


 そこには王と王妃の両陛下、王子、王子付きの侍女の四人だけ。


 王子付きの侍女は状況の報告を行います。



 それを聞き、両陛下は王子を説得することにしました。


 王子付きの侍女の説明によると普通の女性であっても王子のお腹の肉に飲まれ、届かない、と。それ以上に押し潰されてしまう可能性もあるため他の女性では対応できない。しかし公爵令嬢はその身体が王子に負けないために潰されません。そのように説得が行われました。


 それに従って、お腹の肉を抱え、頑張って届かせるように指導が行われます。





 現陛下の御代に農地改革が進み、この国は裕福になりました。それによって今の子供たちはかなり体格が大きくなったのです。


 そのために親の世代とは違う悩みが発生しました。


 実はこの問題はこのごろ貴族たちの中では蔓延していることなのです。


 しかし皆、自分たちの恥をさらすようなことが出来ず、ただひっそりと解決へと対策するのでした。


 だからこのことが表沙汰にならずに問題が王家にまで広まってしまったのです。





 内々に王家は公爵家に王子の婚約破棄の発言を取り消し、謝罪を行い、破局の原因である婚前交渉を再度することになりました。



 そして再び、王子と公爵令嬢は向き合っています。


 部屋の中には四人だけ。王子、令嬢、王子付きの侍女、令嬢付きの侍女。


 ベッドの上で裸の二人。それを監視する侍女二人。


 前回と同じ構図。



 王子は公爵令嬢に近づきます。


 王子付きの侍女はササッとゴムを王子の股間に装着。


 そして王子はお腹を抱えます。


 令嬢は股を開き、王子は膝立ちで近寄ってお腹が触れ合いました。



 王子は令嬢の谷間に密着します。


 嵐の海原のように王子と令嬢のお腹が激しく波打ちました。



 ボヨンボヨンボヨンボヨン。


 ポヨーンポヨ~ン。



 外から監視する侍女二人にはなんとなく結果を把握します。


 しかし何も言いません。言えるわけがありません。



 両者の肌は濡れてその上を走る波に汗が飛ぶ。


 王子が激しく打ち付けると津波のようにひと際大きく波打ち、痙攣するとそれに釣られてさざ波が皮膚と覆う。


 王子は満足そうな顔。



 他方、公爵令嬢は怪訝な表情を浮かべる。


 彼女付きの侍女を呼ぶとその耳に何かを(ささや)く。


 すると令嬢付きの侍女は彼女の股の前に回り込むと膝と腕でその谷間を「ぐばぁ」と押し広げます。普通の女性のように「くぱぁ」というような擬音で表される可愛いものではありません。


 そして令嬢付きの侍女がそこを覗き込み、また令嬢へと内緒話を致すのでした。



 その間に王子付きの侍女は王子の股間からゴムを回収し、清掃も行い、遺伝子が盗まれないようにします。



 そして令嬢付きの侍女から王子へと衝撃の事実が告げられることに。



「お嬢様は乙女のままです」



 監視していた侍女たちには解ることでした。


 公爵令嬢のその太腿の肉の壁の厚みによって、王子のモノが届かなかったということが。



 そして今度は公爵令嬢の口から破局が告げられます。



「私たち、別れましょう」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ