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(65)ノルマ

 ノルマ・・この言葉も、もはや日常、よく使われる日本語となっている。ロシア語で、意味は労働基準量をすらしい。体力的に限界が近いにもかかわらず、それでも働かなければならないのが私達、人の世なのである。ノルマをこなして働かないと、「あんた! もう来なくていいよっ!」などと言われて仕事を失うことになる。それこそ、ぅぅぅ…と泣けるような演歌の世界になる訳だ。^^

 すでに夜の九時近くになった、とある会社ビルである。

「もう、いいんじゃないですかっ! 先輩!!」

「君は先に帰っていいぞっ! あとは俺がやっとくからっ!」

「だって、この残業、もう三日続きですよっ!」

「ああ、分かってる。今日までにしとくから、ははは…そう言うなっ!」

「そうですか? それじゃ、お先に…。早く帰ってくださいよっ!」

 後輩が帰ったあと、先輩サラリーマンは仕事を終え、あの世に旅立った。…などとなればド偉い話になるが、幸い、次の日が休みの二人は、疲れをめながら、それでも飲めや歌えのドンチャン騒ぎを行きつけの店でしていた・・と、まあ、話はこうなる。

 疲れていながら、それでもノルマが果たされると、達成感がく・・という利点[メリット]もある訳だ。めでたし、めでたし…。^^


                  完

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