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(12)疲れる

 人は働けば当然、疲れることになる。すると空腹になり、体力をもどそうと食事をしたり休養したりする。これはなにも人に限ったことではなく他の動物にも言えることだが、誰しも疲れるのは嫌だろうし、楽をしたい…と思うだろう。いや、私は…などと意固地いこじに思いながら、それでもと働く人だって、働き続ければ疲れる訳だ。^^

 とある町役場である。

「大丈夫ですかっ!? 課長補佐。昨日きのうおそかったじゃないですかっ! しまいには過労死しますよっ!」

「ああ、余りいいこともないし、過労死したい気分だよっ! これだって課長の命令だからなっ!」

「突っ返せばいいじゃないですかっ!」

「それが出来ればな…」

「してくださいよっ!」

「ははは…出来ない出来ないっ! 課長補佐なんてなるもんじゃないなっ!」

「なに言ってるんですかっ! 僕なんてずっと係長で、管理職なんてうらやましいかぎりですよっ!」

「こんなに疲れた俺を見て、それでもなりたいかっ?」

「はあ、なりたいですっ!」

「ははは…まあ、頑張りなさい。なれば分かるさ」

 それでも…は、自分の意思でないと余計に疲れるのだ。^^


                  完


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