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三人目の勇者  作者: N氏
帝立勇者育成学園篇
3/5

幼馴染集合!

「走れぇーーー!カイトー!!」「ちょっと!レン速すぎ!もうちょっとスピード落としてよ!」


親友の声で我に返ったレンは一度息を付き

左腕にある腕時計を確認してみる。

今向かっている学園との距離を考えながら

少しはスピードを落としても大丈夫か?

と思いカイトの案に従う事にした。


「悪ぃ悪ぃ、ちょっと急ぎ過ぎたか?

ここまで来たらもう間に合うよな?」

謝罪しつつカイトに確認してみる。


ハァハァと息を切らし苦しそうにしながら

「はぁはぁ、…うん!…ハァ…

多分、大丈夫と思うよ!」

顔を上げたそこにあるのは

少し細めの長方形のメガネを掛け、濃い茶髪に

青い瞳の、何処の国の王子様だよ!

っと言いたくなる様な美男子が居た。


「??どうしたの?レン?」

「んやぁ~何でもねぇよ?それよりも!

今日は本当にありがとうな?

お陰様で遅刻しないで済むぜ!」


何となく見ていたのを悟られたく無かったので

話しを逸らしつつ感謝を伝えておくレン。


「ハハっどうせ楽しみで寝れなかったんでしょ?」おどけて言うカイトに対し

「ばっかそこまでガキじゃねぇっての!」

和気あいあいと学園迄の道を二人で歩いて行く。


歩き始めて少しすると、学園に近付くにつれ徐々に同じ制服を来た生徒らしき通行人が増えて来はじめていた。


そこでふとレンは思い出す。

そしてカイトに聞いてみる事にした

「そう言えば、アイツらも女神の祝福が確認されたんだって?」


「そうみたいだよ?また四人で授業が受けれるなんて奇跡だよね!」

何故かにこやかに話し出すカイト、それを見たレンは


「奇跡だって?お前はいちいち大袈裟なんだよなぁ~大体…「大体何って言うの?レン!」とレンの話を遮り背後から大きな声が聞こえた。


レンはその声にげんなりしながら振り向くと、話していたアイツらの二人、ジュリとローナである。



「幼馴染四人が全員祝福を受け、その上勇者としての素質ありと女神様が判断されたのよ?!

奇跡じゃない!」

怒っているのか、喜んでいるのか

分からないテンションのジュリ。

「ジュリちゃんは皆が大好きですもんね?」

微笑んでいるのがローナだ。


ちち、ちち違うし!別にそんなんじゃないし!私はカイトが良い事言ったって言いたいだけだし!等と顔を真っ赤にしながら訳の分からん、言い訳をしているジュリを尻目に、レンは徐々に見え始めた学園の方を向く。


「って言うかカイト達遅すぎない?

もうギリギリじゃない!?」

レンは余り聞いていないが、更に取り繕う様に言葉を続けるジュリ。


そんなジュリを多少無視しながら

「ほら、着いたぞ?さっさと中に入らないと、学園の門の前で騒いでるから注目を浴びてるぞ?」


なんで無視すんのよ…と、ちょっと凹みながらもジュリは自分の目的を告げる

「ちょっと!レン!皆で一斉に門を潜りましょ!

その為にわざわざあなた達を待ってたんだから!」


レンは驚いた顔をしながら

「お前そんな事でここで待ってたの?

やっぱ訳わかんねぇわ~」

すかさずローナが「ジュリちゃんは朝の6時から

ここで待ってるんですよ?」

ジュリを見ながら微笑み…では無く

ニヤニヤしながら告げる。


「きっとそれだけレンさんの事が~…「ちょっと!ローナ止めて!お願い!」

それだけは!

と言い突然ローナの口を塞ぐジュリ。


またいつものじゃれ合いが始まったか。

と内心思うが待ってくれてたんなら

一緒に行く方でが良いのか?

「まぁなんか分かんねぇけどよ

ならとりあえず皆で潜るか?」ははっ!

なんなら小さい時みたいに皆で手でも繋ぐか?

なんて言うレンの冗談。

だがジュリは即座にそれに反応し

顔を真っ赤にしながらも


「そうね!ほら皆早く!」率先して皆に促し

手を繋がせる。その際レンの手は

ちゃっかり一番に確保して手を繋ぐ。

えっ?マジで?等言いつつノリノリの

ジュリを見ていたら、今更断れる訳も無く。

四人で仲良く手を繋ぎ

新たなる学舎への一歩を踏み出した。



なんか投稿出来てるのか不安です…。


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