序_7 自己紹介
「よし!これで全員だな!」
カプセルから出ると他の人はすでに出揃っていた。
人数は僕を含め男が3人、女性が2人に子どもの女の子…、幼女が一人だ。
「じゃあ自己紹介を始めるか!まずは名前と年齢、あと持っている武器も一応言おうか!
それじゃあ俺から、俺は高橋賢太だ!年齢は30歳、武器は日本刀!よろしく!」
最初に自己紹介したのはタカハシさん。さっき声をかけて来た人だ。体育会系なのか暑苦しい。声も無駄に大きい。
だが武器はいい。やっぱり日本人としては日本刀は憧れの武器だ。正直、性能とか関係無しに日本刀ってだけですごいって思う。
「じゃあ、次は私が。私は笠原 斗真
20歳です。武器はスタングレネードでした。」
なんだろう。この人からは溢れ出るインテリオーラを感じる…。いかにも真面目って感じの人だ。
武器はわかんね。英語とか難しい事は僕には理解できないよ。名前はかっこいい(英語だからかもしれないが)から強いのかもしれないが、【刈払】という名前負けな武器もあるから正直わからない。
「え?つぎウチ?
ウチはー桃園折言!年齢は18歳でー。武器は薙刀ってやつ?よくわかんないけどー。」
この人はギャルだ。髪染めてるしケバい。正直怖いので関わり合いたくない。というか化粧とか持参してたの?できたの?
武器はあの剣道にも勝てる薙刀。自分も良くは知らないけど、剣道より強いなら最強なのでは?
「私は中田ゆりです。年齢は22歳、武器は槍でした。よろしくお願いします。」
熱血、インテリ、ギャル、幼女。他のメンバーのキャラが濃い中、この人は普通だ。至って普通。僕と同じで普通。
武器は槍で、これまた普通。
「結心璃瑠です。
武器は…ライフルでした」
幼女。
ライフルは強いと思うけど体格に見合ってない。小さな幼女と狙撃銃、すごくバランスの悪い組み合わせだ。
次は自分の番だ。
「ぼ…僕は、佐々木悠人です。…あ、歳は23です、ぶ…武器は草刈機…。」
「「「………え?」」」