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人類保存計画  作者: 迷伝
序章 人類保存計画
6/98

序_6 ショック

 この武器を作ったやつはやっぱりイカれてる。だって草刈り機だ。まぁ棒のついたチェーンソーとも捉えられるが…。

 せめてチェーンソーを…、もしくはバールかスコップとか対ゾンビ用の武器が良かった。まぁまだ人類がゾンビになったのかは確認してないけども。


 箱の中にあった説明書によると、この武器の正式な名前は【特殊形状武器 型式(タイプ)刈払(ブラッシュカッター)】】だそうだ。

 特殊形式武器シリーズのNo.1らしいので、これみたいな変なのが他にもあるって事だろう。自分だけじゃないと知って安心した自分は悪くない。

 回転する部分(刈刃というらしい)は色々と種類があり、状況により取り替えられるそうだ。まぁ草刈り機なのに変化は無いけど…。

 そして動力は電気とガソリンのハイブリッド。これも半永久的に補給する必要が無いみたいだ。

 あと、ピンチなら鈍器としても使える。どうでもいいけど。



「おーい!」


 自分の専用武器が草刈り機という現実に悲観していると、カプセルの外から呼び掛ける声が聞こえた。

 おそらく僕と同じ様にカプセルで眠っていた人だろう。カプセルの中からは外が見えないが、他に人がいるとわかっただけでちょっと安心した。


「俺!高橋賢太って言うんだ!よかったら出てきてみんなで自己紹介しないか?同じ被験者同士、仲良くしようぜ!」


 いきなり仲間意識をもつのは難しいが、他にやることもないのも事実。どうせ今出なくても後ですることになると思うし、とりあえずその案に乗るか。

 あ、でもその前に服を着ないと。下着とその上に羽織るコートを…。


 少しすーすーするがそのうち慣れるだろう。

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