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人類保存計画  作者: 迷伝
二章 亜細亜戦乱編
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万里霧中

『ようこそ、立体迷宮【万里】へ』


ついに俺たちは万里についた


正直、箱鶴にはもう乗りたくない

なぜかって?

まず移動中は、濃霧で景色が見えない

さらに揺れがまったくなく、

無風だったので

逆に何もなくて、気が狂いそうだった


『なら今度からはご自身で

空を飛んでください』


…思考が全部読めるのも考え物だな


ここに来るまで暇だったので万里は

どんな形をしてるかイェリムに聞いたら

球体で毛糸玉みたいな感じだと

教えられた…

わかんないけどそんな感じなんだろう

まぁ霧のせいで確認できなかったから

なんとも言えない


「おい、止まったが着いたのか?」


「え?着いたけど、

止まったのわかったの?」

「わかるだろ」


わかんねーよ

よく考えたらこの人、軍人だったわ

軍人ってこんなに化物なのか…

いや、きっとイェリムが化物なんだ

そう思おう…


『では、万里の中へ案内します

って言ってもそこの

ぼんやり光って見える

床の上に立つだけなんですけどね』


なんだそれ…


『いいからさっさとしてください

中で皆待ってるんですから』


そうなのか

そりゃ待たせちゃ悪いな


「あそこの光ってる床に立つんだって

そしたら入れるらしい」


「…まさか!?

それは、あの有名な

ワープでもするのか‼」


「え、いや、わかんないけど…」


「何してるさっさと行くぞ‼」


そういうとイェリムは

スミンを一人で担いで先に行った

一人で運べるのかよ…

そしていつの間にか

りるちゃんも先に行ってた


どんだけワープ人気なんだ…


『…正直言いにくいんですが…

ワープなんて高度な技術

万里には搭載されてませんよ…』

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