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人類保存計画  作者: 迷伝
序章 人類保存計画
5/98

序_5 武器

 とりあえず、武器を確認しよう。

 カプセルの中をよく見てみると、足元の方に箱がいくつか置いてあった。おそらくこれが武器だろう。

 小さい箱から順に開けていく。

 

 まず初めは、【物質圧縮射出銃】。

 説明書によると、物質を銃に圧縮して装填し、それを弾として発射する銃の様だ。物質は気体、固体、液体どれでもいいらしいので、基本弾切れしないみたいだ。

 おそらく何年でも使えるのだろう。さすが100年後である。


 次は、【微弱振動小刀】。

 これはアニメとかでよく出てくる(?)、何でも切れる万能ナイフだ。

 電動だが、永久機関によって充電の必要はないらしい。こういう痒い所に手が届く仕組み、さすが日本の技術力。


 次の箱には服が入っていた。【特殊繊維性下着】と【炭素防護外套】だ。

 下着の方は何でも食べられる下着らしい。これを作ったやつはよっぽどの変態だ。でも、名前は下着でも肌着とかウエットスーツみたいな感じだ。

 外套は名前のまんまただのコート。コートの下には下着しか着ない。これを考えたやつはやっぱり変態だ。

 もちろんこの下着と外套は防刃とか防弾とか色々機能が備わっている。だからこそこれを着るしかないので、製作者は(以下略)。


 そして最後の一つ。これについては説明書に書いてはいなかった。おそらくこの箱の中に別紙で説明書が用意されているのだろう。そしてこの箱の上には二文字の漢字が書いてあった。


 【 刈払ブラッシュカッター


 ルビはブラッシュカッター。見慣れない言葉(英語が苦手なのも理由だろうが)だ。

 名前は格好いいと思う。正直すごく期待をした。



 だけど…。


「…え?」


 僕は目を疑った。


「いや、これ、嘘でしょ?」


 何回か箱を開けたり閉めたりした。これでどうやって戦えと…。


 僕に用意された武器は。

 




 草刈り機だった…。

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