別種
ジュンホが倒れた
あれは…?
『四足歩行、鋭い爪、
そして瞳孔が縦に伸びた特徴的な目
スミンさんが車で話してくれた内容と一致していますね』
あれが半国の【取兜】…
でも弱いって話だったじゃん!?
何でジュンホが…
『おそらく進化してます
先程の動きは、日本のよりも速い』
よし、任せた真紅
擂り潰して魚の餌にしてくれ
『わかりました
まぁ、これは仕方ないですね』
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「何で…
何でジュンホが死んでるのよ‼
答えなさい佐々木‼」
「…すまない」
「そんな…
そんな言葉が聞きたいんじゃ…
…何で……ジュンホ…」
ジュンホが死んだ…
佐々木が悪いんじゃない…
でも…何で…
助けるって…言ってたじゃん…
「ふふ、無様だな」
「なんだと?」
「無様だと言ったんだ。
私は前に言っただろう?
ここは戦場だと
一瞬の油断が命取りだと
敵をなめるなと
そして、
人がいつ死んでもおかしくないと
まぁ、かくいう私も油断してこの様だ」
「何が言いたい?」
「調子こいてんじゃねーぞ
人を殺しといて仲間が死ぬなんて
考えもしなかったか?
自分達は特別だと?
そんな事だからこいつは死んだんだ!!
傑作だな!」
「…殺す!!」
「ちょ、二人とも喧嘩はやめろよ!!」
「いいよ、かかってきなよ
返り討ちにしてやる」
「だからやめろって
イェリムも煽るなって」
こいつはジュンホの死を笑った
生かしちゃおけない
殺す、絶対に殺す
『ガンッ』
「うっ」
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「ちょ、りるちゃん!!」
「…大丈夫…気絶させただけ」
「何もそこまでしなくても…」
「…ダメ…このままだったら
…みんな地雷でどかん」
「お、おぅ
よく考えたらそうだった…
イェリムも何であんなこと言ったんだ」
「おいおい、私が悪いのかよ」
「事情はわからなくもないが
煽るのは良くない」
「わかってるならいいや
んでこれからどうするんだい
私はこいつとはあまり近くに居たくない」
「とりあえず中国に行くよ
人数的にまだ不安だし
何よりあの建物が気になる」
「あぁあれか」
「知ってるの?」
「資料に載ってただろうが」
「いや、無かったんだけど…」
「お前らも油断してるとすぐ死ぬぞ」
「あ、うん。気を付けるよ」
「あれは
立体迷宮城【万里】だよ」




