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人類保存計画  作者: 迷伝
二章 亜細亜戦乱編
49/98

別種

ジュンホが倒れた

あれは…?


『四足歩行、鋭い爪、

そして瞳孔が縦に伸びた特徴的な目

スミンさんが車で話してくれた内容と一致していますね』


あれが半国の【取兜】…


でも弱いって話だったじゃん!?

何でジュンホが…


『おそらく進化してます

先程の動きは、日本のよりも速い』


よし、任せた真紅

擂り潰して魚の餌にしてくれ


『わかりました

まぁ、これは仕方ないですね』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「何で…

何でジュンホが死んでるのよ‼

答えなさい佐々木‼」


「…すまない」


「そんな…

そんな言葉が聞きたいんじゃ…

…何で……ジュンホ…」


ジュンホが死んだ…

佐々木が悪いんじゃない…

でも…何で…

助けるって…言ってたじゃん…


「ふふ、無様だな」


「なんだと?」


「無様だと言ったんだ。

私は前に言っただろう?

ここは戦場だと

一瞬の油断が命取りだと

敵をなめるなと

そして、

人がいつ死んでもおかしくないと

まぁ、かくいう私も油断してこの様だ」


「何が言いたい?」


「調子こいてんじゃねーぞ

人を殺しといて仲間が死ぬなんて

考えもしなかったか?

自分達は特別だと?

そんな事だからこいつは死んだんだ!!

傑作だな!」


「…殺す!!」


「ちょ、二人とも喧嘩はやめろよ!!」


「いいよ、かかってきなよ

返り討ちにしてやる」


「だからやめろって

イェリムも煽るなって」


こいつはジュンホの死を笑った

生かしちゃおけない

殺す、絶対に殺す


『ガンッ』


「うっ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ちょ、りるちゃん!!」


「…大丈夫…気絶させただけ」


「何もそこまでしなくても…」


「…ダメ…このままだったら

…みんな地雷でどかん」


「お、おぅ

よく考えたらそうだった…

イェリムも何であんなこと言ったんだ」


「おいおい、私が悪いのかよ」


「事情はわからなくもないが

煽るのは良くない」


「わかってるならいいや

んでこれからどうするんだい

私はこいつとはあまり近くに居たくない」


「とりあえず中国に行くよ

人数的にまだ不安だし

何よりあの建物が気になる」


「あぁあれか」


「知ってるの?」


「資料に載ってただろうが」


「いや、無かったんだけど…」


「お前らも油断してるとすぐ死ぬぞ」


「あ、うん。気を付けるよ」


「あれは

立体迷宮城【万里】だよ」

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