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決戦の火蓋
「やっとたどり着いた…」
僕たちは三日三晩
飲まず食わず
寝る間も惜しんでで走り続けた
…と言うのは嘘で
休憩はした
でも敵がいるので
仮眠と軽食(下着)位しかとれなかった
「やっと着いたな…」
「ようやくですね…」
「あぁでもここまでの用だな…」
そう僕らはなんとか山口まで来たが
敵に包囲されてしまった
高速道路には少なかったが
山口には相当な数が集まっていた
きっと僕を戦わせようとする
神の意志によるものだろう
だが僕は戦えない
戦ったら負ける!
なので今日も逃げる
…はずなのだが
「…数が多すぎる」
「これは無理だぞ…」
あぁ死んだな