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人類保存計画  作者: 迷伝
一章 日本逃亡編
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1_1 やって来ました日本海

 施設を出て2日がたった。今は福井県辺りを移動している。


 なぜこんなに時間がかかっているかと言うと、戦闘を極力避けた為だ。

 戦闘になると、どうしても死の危険を伴う。それに一度、たくさんの取兜に包囲されてピンチになったのも理由の一つだ。

 そして気付いた。戦わなければ誰も死なないと…。


 移動は取兜に発見されにくい夜間を中心に。そして車の速度もできるだけ下げて進んだ。僕達が乗っている車以外に、高速で移動する物が無いため、かなり目立つのだ。



 あと取兜についていくらかわかったことがあるのでここに記しておこうと思う。

 取兜は反射神経がいい。たぶん脊髄が脳の代わりをしているからだと僕達は判断した。

 人間は眼で見た情報を一旦、脳に入れ分析し、それから脊髄へと情報をおくり体が動く。それが取兜は、眼→脊髄→体なので少しだけ速いのだ。でもその少しが生死を分けるので油断ならない。

 それからゾンビ映画とかでもよくある、筋肉のリミッターが外れている。これで速くて強い怪物の完成だ…。


 こんなに強いなら勝てないんじゃないかと思うかもしれないが、もちろん弱点もある。

 まず、取兜は単眼だ。なので距離感がつかめていない。適当に腕を振り回しているだけだったりもするので、避ける事は案外余裕(速い事には変わりないけど…)だ。

 あと、食事もする様だ。だが、口は無いので咀嚼とかしないぞ…。マジでショッキングな食事方法だ。

 まず腹を自ら裂く…、そして胃に食べ物を直接突っ込む。本当にクレイジーな食べ方だぜ…。

 避けた腹は、しばらく胃液を垂れ流しているが、時間が経つといつの間にか皮膚が再生して元に戻る。

 回復速度はそこまで速くないので、戦闘ではあまり関係ないかな。


「おーい。日本海がもう目の前だぞー。」


 タカハシさんが元気な声でそう言っている。


 考え事をしている間に、どうやら日本海の近くまで進んでいた様だ。

 ここらかは海沿いに西に向かって行く。このまま、何事もなく山口県に着けばいいんだけど…。

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