序_2 研究所
「佐々木様、どうぞお乗りください。」
家の前に送迎車が停まっていた。真っ黒なかっこいい外国産の車だ。
僕は言われるがまま、その車に乗った。もう一生乗ることはないだろう。
研究所につくまで色々な事が頭に浮かぶ。
123歳とかなんかいいなーとか、100年後本当に人類いないのかな?とか、僕以外にも参加者いるよね?とか。
「さあ、着きましたよ。」
2時間ほど車に揺られていたら山奥の研究所についた。真っ白な病院の様な建物だった。
受付を済まして案内の人についていく。建物の中も全てが白一色で何故か窓が見当たらない。
その後、通されたカプセルが置いてある部屋で待っていると白衣を着た人が2人、入ってきた。どうやら医者らしい。
そして白紙の紙と錠剤を渡された。この錠剤を飲めば、100年の眠りにつくらしい。紙には、まぁいわゆる遺書をかくようだ。
「最後に食べたいものはありませんか?」
「んー…、じゃあ寿司かなぁ。」
最後に食べたいものなんて、たしか死刑囚の最後って好きな物食べさしてもらえるんだよね。
なんだか死刑囚になった気分だ。まぁ似たような者か。
遺書には特に何も書かず、食事をとってからカプセルに入った。家族とも疎遠だったし、何より思い残す事がない。
そして僕は錠剤を飲んだ。
これから僕は100年の眠りにつく。僕はカプセルの中で横になった。
あぁ、もう早くも眠くなってきたな。
2話目です。
なんか1話1話短くない?って思いますよね
短く区切って書いていってます!
ご了承ください
1日1更新してく予定です
よかったら見てくださいね(((o(♡´ω`♡)o)))