表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人類保存計画  作者: 迷伝
序章 人類保存計画
11/98

序_11 女子達(?)の雑談

今回は主人公目線ではなく

桃園折言目線です!

 うちは桃園折言(ももぞのおりごと)変な名前だって?

 うるさい、気にするな。


「ねぇオリコトちゃん。」


「…なによ。」


 この子は…名前なんだっけ…。たしかタナカ…?マリ…?だっけ?

 とにかく、そいつが話かけてきた。


「オリコトって言いにくいからオリコって呼んでいい?私もユリでいいから。」


「…いいわよ。」


 あっぶねー完璧に名前間違えてたよ。

 でもラッキー、これで覚えたわ。タナカユリね。


「こっち来て話しましょう?折角女子しかいないんだからガールズトークでもしましょうよ。」


「わかった。」


 22は女子なのかはつっこまないでおこ…。おばさんに年齢は禁句だ。うち、まだ死にたくないし…。


「リルちゃんお待たせーオリコ呼んできたよー。」


「…うん」


 愛想無いガキだな。子どもはもう少し可愛げがある方がいい。


「んでなに話すの?」


「そうねー恋ばなとかどう?」


「…うん。」


 このリルって子さっきからうんしか言わねーな。ちゃんと考えて発言してるのか?


「んじゃ気になってたんだけどオリコってササキ君の事好きなの?」


 いきなり何言うんだよ!?


「うぇ!?そっ、そんな事言ってねーし。」


「言ってたよー?ね、リルちゃん。」


「…うん。」


 お前らさてはグルだな‼最初からこの話をきくことが目的で…。


「言ったけど!そっそれは!そそそういうのとちげーし!」


「じゃあどういう事?」


 あー。もうしつこい‼そんな事どうでもいいでしょ‼


「あっあの男としてじゃなくて‼あっあれだ異性?として好きなだけだし!」


「それ同じ意味よー?ねぇリルちゃん。」


「…うん。」


「…はっ!?ちっ違うそそうじゃなくて…。」


 嵌められた⁉なら、どう答えるのが正解なんだ⁉


「隠さなくてもいいじゃない別に本人今居ないしね♪リルちゃんもそう思うよね〜。」


「…うん。」


 誰か助けて!おばさんと幼女に虐められるー。


「…本当にそういうのじゃなくて…。ちょっと気になると言うか…。そんな感じで…。」


「わかったわよ〜♡そういうことにしといてあ・げ・る♪別に言いふらしたりなんかしないから安心して。リルちゃんも言わないってさ!」


「…うん。」


 そんな感じで雑談とかをしばらくしていた。最初のはダメージがでかかったが、それ以降は軽い雑談だった。

 本当、精神的に死ぬかと思ったわ。


『…ガチャ』


 不意にドアのぶが動いた。


「もう皆帰って来たのか?」


「…待って!皆が帰って来たにしては静かじゃない?」


 言われてみれば…。確かにこちらが雑談に集中していたにしても

ここまで静かなのは不自然ねしかも扉からなかなか入って来ない…。


「…ゾンビ。」


「まてよ!だとしたら皆はどうしたんだよ‼まさか死んだのか!?」


「…その可能性もあるかもね。」


「…うん。」


「そんな…弱すぎんだろ。」


 だとしたらササキも死んだのかな…。というかあのメンツじゃ、一番に死んでるだろうな…。

 こうなる位なら無理にでも残らせるべきだった。


『…キーー…』


 扉がゆっくり、開き始めた。


「皆武器を構えて‼」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ