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君の笑顔  作者: 咲羅
5/7

★5.陽太の声

「じゃあな!」

「うん。今日楽しかったよ」

楽しかった夏祭りも終わり、陽太はあたしを家まで送ってくれた。

「陽太、また遊びたい!」

陽太はニコッと笑って、

「プールはどう?」

「うん!行きたい」

「明後日の九時に○△□プールの前でな!」

「うん!」

陽太に手をふり、ドアを開け中に入る。

プ、プ、プールだぁ〜。どうしよう。どうしよう。かわいい水着なんてないよ〜。

あ、買えばいいのか。絵里に電話してみよっと。

『も〜しも〜し』

『あ、…沙知…』

『元気ないじゃん』

『そんなことないよ。でなに?』

『明後日…。陽太とプールいくんだ。明日、一緒に水着買いに行ってもらいたいんだけど』

『あ、ごめん…。むり…』

『そう』

『お母さんの調子、どうだ?』

え?…陽太?今陽太の声がした。あたしが聞き間違えるわけない。

『ごめん。沙知。またかけなおす』

『いいよ。忙しいんでしょ。あたしが切るから。はやくいきな』

『ありがと』

ゴトッ

多分、絵里の携帯は床に落ちた。あたしは気になって、ずっときらないでいた。

絵里から電話はこなかった。

「それ、簗木と一緒にいたんだよ」

次の日、結局春花をさそって、デパートまで来ている。

「うん。多分、そう。どうして春花は一緒にいると思った?」

「だって、前にー…あの二人つきあってたし」

陽太と絵里が…?でもあたしと会う前で、あたしには関係ないじゃん。

いや関係あるか。

彼女だし。でも絵里が相手だとなぁ〜。絵里かわいいし。きっと絵里にも

「かわいい」

って言ってたんだ…。

「沙知。あんた、あんまり一人で考えんな。あたしが聞いてやるからさ」

「ありがと」

「これよくない?沙知似合いそう」

「いいねぇ!」

ねぇ。あたしがあの事を我慢していたら、君は今もあたしのとなりで笑っててくれたかな。

最終回まで後、一話です!最後まで頑張りたいと思います。

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