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君の笑顔  作者: 咲羅
1/7

★1.好きって言った

スキ。って君に数えきれないほど言った。

キライ。って君に数回言った。

死んじゃえ!って君に一回だけ言った。

死んじゃえ!なんてたとえ何があっても愛する人に言う言葉じゃないよ。

言わなければよかった。って後悔してるから、またあたしの名前を呼んでよ。陽太。

「スッ、スッ」

「なんだよ。俺忙しいの。早くしてくれる?」

目の前にいる自己チューヤローの簗木陽太はあたしの好きな人。

「スッ、スキ!」陽太はびっくりしてた。

「沙知は俺が好きなんだ〜」

陽太はニヤッっと笑う。

「好きだよ!悪い?!」

あたしは自分でも分かった。顔が赤い事を。

「悪くないよ。嬉しい。付き合う?」

陽太はあたしに言う。

「あたしでいいの?」

あたしが聞く。

「俺だってずっと好きだったんだ」

陽太はあたしを抱き締める。

「うん…」


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