第1話 はいはい女神、はいはい転生
暇だったので試しに書いて見ました。
初投稿なので暖かい目で見てください。
多分俺は死んだ。
理由は覚えてないが、どうせ過労かトラックだろう。
目を開けた瞬間、白い空間と女神がいた時点で察した。
「本当に申し上げにくいのですが……あなたはこちらの手違いで死んでしまいました……」
「なので特別に、異世界に転生を……」
もう何回も見た流れだった。
アニメも漫画もラノベも、途中から全部同じ味がするようになって、最近は一話切りばっかりしてたのに。
「で、どんな設定で転生するんですか?」
そう聞くと、女神は俺が怒っていると勘違いしたのか、若干縮こまった。最初に見た時よりも、神々しさみたいなものが薄れた気がする。
「えーっと……では、こんな設定はいかがでしょうか」
女神はそう言うと、設定が書かれた紙のようなものを出した。ワクワクしながら読んでみたが、読み終わってガッカリした。
「あの、女神様……この設定、もうありますよ?」
「……え?」
「その“チート能力を与えられて、剣と魔法の世界で、勇者的立場で、魔王がいて”ってやつ。三年前の春アニメで見ました」
「で、でもこれは王道でして……!」
「王道って言えば聞こえはいいですけど、要はテンプレですよね」
女神はあからさまにしょんぼりして、さらに神々しさが消えてしまった。
なんだか申し訳なく思い、言ったことを少しだけ後悔した。
「えーっと……他にはどんな設定が……」
「他、ですか?」
女神は少し考えてから、また紙を一枚差し出してきた。
「こちらは悪役貴族に転生して……」
「もうあります」
「では、スライムに転生……」
「あります」
「森でスローライフを……」
「それもあります」
一枚、また一枚と却下されていく紙。紙が重なっていくにつれ、女神は少しずつイライラし始めた。
ついに耐えきれなくなった女神は、積み重なった紙をなぎ倒した。
「あーもう無理。いや、最近の人間は異世界転生ものを書きすぎじゃない?しかも似たような設定のヤツ。私、別に作家とかじゃないし、多少設定が被るのはしょうがないでしょ? これ以上文句言わないでよ」
こうなったのも、そちらの手違いのせいなのでは?と思ったが、なんか怒ってるし言い出せなかった。
「……分かりました。じゃあこの王道異世界ファンタジーみたいなやつでいいです……」
「じゃあもっと早く言いなさいよ」
そう言うと、女神はドアのようなものを出現させた。
「あの扉に入ったら、もうあっちの世界だからね。あんたならすぐ慣れるでしょ」
なんだコイツ。女神だかなんだか知らないが、一発殴ってやろうか。でもそんなことをしたら天罰が下りそうなので、仕方なくとぼとぼと扉へ向かった。
やっと扉の前についた。なんで少し離した位置に扉を置いたんだ?嫌がらせか?
「しょうがないからあんたも驚くようなサプライズを、この物語の最後に仕込んどいてあげるから」
「えー、女神様がラスボスとか? 笑」
「……」
「え、当てちゃいました?」
女神は無言で俺を扉へ突き飛ばした。次に気がついた時、俺は森の中に立っていた。
全くストーリー考えず殴り書きですが、とりあえず3話まで今日中に投稿します。




