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第一話 目を開けたらギャルの部屋
目を開けると、眩しい朝日が
部屋に入り込んできた
「ん?ここは?」
少し狭い和室を見渡すと、女物のゴテゴテした服や
化粧道具、女子の制服まであった。
(俺、女になったのか?!)
哲也は急いで制服のタグを確認した
"東雲杏奈"
汚い文字だが、確かにそう書いてあった。
「俺、、夢でも見てるのかな、、」
鏡の前に行くと、確かにそこには
藤田哲也ではなく東雲杏奈の姿があった
「まさか、、クラスのギャルと入れ替わるなんて、、
ないないっ!てか、、、女の子の部屋なんて、、、初めて、入った、、、」
哲也は驚きながらもふと、時計を見た
今の時間は12時25分。遅刻だ。
「うわっ、、学校遅刻するじゃん」
慌てて慣れないスカートに足を通し、キラキラした
バッグとゴテゴテのスマホを掴んで家を出た。
急いでスマホのナビを確認する
「学校までは歩いて15分で到着、、」
哲也はひたすらにつま先を見つめながら
走って学校まで向かっていた
「ちょっと〜!!!待って!」
後ろから、大声が聞こえてきた
振り向くとそこには藤田哲也がいた
「お、俺、、、」
「ねぇ!どう言うこと?!アンタ誰?!
ウチの体返してくんない?!」